キャンディキャンディとリトアニア | イシコのセカイサンポ

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旅行作家イシコの活動記録一覧です。
著書に「世界一周ひとりメシ」(幻冬舎)、「世界一周ひとりメシinJapan」(幻冬舎)、「人生がおもしろくなる!ぶらりバスの旅」(幻冬舎)「世界一周飲み歩き」(朝日新聞)

車に乗り込むとラジオから「キャンディキャンディ」のテーマ曲が流れ、リトアニアで出会った人たちの顔が浮かびました。

移住したカメラマンが紹介してくれた日本好きのリトアニア人女性たち。

 

「ソバカス ナンテ キニシナイワ……

 と皆さん、歌ってらっしゃいました。

リトアニアでもキャンディキャンディは放送され、学校の先生が「昨日のキャンディキャンディ観た?」と話題にするほどの人気で、今も口ずさめるのだとか。

 

僕も、その曲は知っているけれど、観たことないんですよねと笑ったら、彼女たちは冷ややかな目になりました。

 

その後、当時、まだ日本ではそこまで知られていなかった園子温監督や

僕が知らない日本人ビジュアルバンドの名前がどんどん出てきて、会話についていけません。

そのうち彼女たちは眉間に皺を寄せ始めます。

 

「さすがに山海塾は観たことあるわよね?」

 その中のリーダー的な中年女性が僕に聞きます。

舞踏グループの名前は知っていますが、観たことありません。

「あなた日本人?」

と肩をすぼめて首を振りながら、彼女はパリまで観に行った話を熱く語ります。


日本では知られていないけれど、世界で活躍する日本人がいっぱいいらっしゃることを知った滞在でした。

 

あっ、そうそう、昨日、Twitterにはビリニュスと綴ったけれど、カウナス。

どっちでもいいんだけど、ふと、今、間違いに気づいたので、ここで訂正します。

Twitter上でしろよ……って感じですよね。

ちなみにカウナスは東洋のシンドラーと言われた岐阜県が誇る杉原千畝さんが外交官として暮らしていた場所です。


僕がゴミ箱ばかり撮るので怪訝な表情していたなぁ。