豆嘴 | 天然記念物日本鶏保存団体 全国小型軍鶏協会 公式ブログ

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今回は、豆嘴(マメハシ)について書いていきたいと思います。

 

とは、言うものの、筆者自身も豆嘴について知った(見た)のは2019年が初めて。

 

また、お話を聞いた飼育者も何十年振りかに誕生したとの事。

 

その前に、先ず豆嘴とは、字の如く、嘴の一種の種類である。

 

鶏冠や目、脚色に品種毎に差異があるように、嘴にも違いがある。

 

確かに、マレー系と地鶏型の鶏では、嘴の形、長さが違う。

 

豆嘴とは、そんな軍鶏の嘴の中でも特に変わっているかもしれない。

 

では、その姿を見ていただこう。

 

下記は通常のコシャモ赤笹種の若雄の嘴である。

皆様お馴染みの顔であろうか?
 
 

 

では続いて、豆嘴の個体を見ていただこう。

どうだろう。
嘴が短く、個人的にはオウムやインコの嘴を想像してしまう。
他の品種には見られない大変面白い嘴である。
 
上記の写真は、成鶏であるが、幼鶏も見てみよう。
どうだろう。
若の内から嘴が短い。
一般的に見るコシャモとは一味違うことがお判りいただけただろう。
 

もう1羽雌の個体も掲載しておく。

奥の個体同様に嘴が短い。
 
結局のところ、豆嘴はコシャモの中の一変異であって、だから優秀とか、品評会に勝てる。と言う訳ではない。

 

元々、コシャモ自体地域変異が多く、地方によって、飼育者によって好みが変わる。

 

是非とも新規でコシャモを飼育したいと考えている人には、それら差異がかなりある事を知っていただき、これはダメ。優勝する鶏以外は飼育しない。等の固い頭を持たず、色々なタイプを飼育していただければと思う。

 

美しく出来上がった鶏は、金を出せばいくらでも買える。

 

しかし、金の卵を産み出すに鶏は、自分自身の経験、知識でしか見つけられない。

 

良い鶏から、良い鶏が出やすいのは確かだが、良い鶏から良い鶏が出るようならば鶏を飼う楽しみはなくなる。

 

同じ親からでも10羽10通りの鶏が産まれる。

 

そこから、自分の好み、品評会で優勝する鶏を見つけ出すことがコシャモを飼う楽しみではないかと筆者は考える。

 
 

 

 

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詳しくは下記よりお問い合わせください。

間所 栄次氏 鶏自慢 | 日本鶏保護連盟 (nihonniwatori.com)