話は前回に続きます。
この巨大コンピューターが中心となり、世界は6つに分割されることになります。
その一つの地域に一つのコンピューターが配置され、
合計6台のコンピューターによって全世界がカバーされることになるのです。
ビザやマスターカード以上の規模で、全世界のどこでも買い物ができるし、
パスポートやビザ(査証)がなくても海外に行くことが可能です。
そして、給料から買い物リストまで、
全てがたった1枚のカードで管理されることになるのです。
つまり、その1枚のカードが、その人物の全てを物語ることになるというわけです。
こうして、通貨社会は急速に終わりを告げることになります。
一部の通貨は残りますが、それは業務作業に必要な分野だけに限られ、
一般社会ではカードだけになってしまうでしょう。
これが、カード社会の始まりなのです。
しかし、これは便利なようで、かなり大きな問題が生じます。
個人の全ての情報が入った1枚のカード・・・それを万が一紛失した場合どうなるでしょうか?
その他にも盗難や悪用・・・様々な問題が考えられます。
今でさえ激増しているカード犯罪は、さらに多様化し、益々増加することが懸念されます。
カードが人間の存在証明そのものであり、命の次に大切なものとなるため、
カード犯罪の問題はかなり深刻となるでしょう。
そのような問題が続く中で、カード社会が長続きするわけがありません。
その次は、犯罪防止という名目で、新たなシステムが導入されることが予想されるのです。
そこで、カードと同じ機能を人間の体内に入れてしまおうという発想が生まれたのです。
それが、前にもご紹介した、「レーザー・タトゥー・ガン」の刻印や
「マイクロチップ」インプラント計画なのです。