当ブログでは随分前から「東京電力は汚染水を垂れ流しにしている」と書き続けて来ましたが、やっと、東京電力が正式に放射能汚染水が海に流れ出ていることを認めました。何ヶ月も前から明確な数値として出ていたのに、今頃認めるとは呆れてしまいます。
☆東電 汚染水の海への流出認める
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130722/k10013211641000.html
引用：
福島第一原子力発電所の海に近い観測用の井戸の地下水から高い濃度の放射性物質が検出されている問題で、東京電力は「地下水が海に流れ出しているとみられる」として海への流出を認める見解を初めて示しました。
海への影響については、原発の専用港の範囲にとどまっているとしています。
福島第一原発では、ことし５月以降、海側の観測用の井戸の地下水で高い濃度の放射性物質が検出され、東京電力で原因や海への影響を調べていました。
ことし１月から今月までの井戸の地下水の水位と、海の潮位、それに雨の量のデータを分析した結果、専用港内の海水と地下水は行き来していて、雨のあと、地下水の水位が下がった分は海に流れ出しているとみられるとして、海への流出を認める見解を初めて示しました。
：引用終了
☆海側地下水および海水中放射性物質濃度上昇問題の現状と対策
URL http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130722_08-j.pdf
引用：
１．現状分析
（１）測定の経緯
・ 港湾内海水中放射性物質濃度は、事故直後から明確な減少傾向にあったが、最近は事故当初から比べれば低い値ではあるが上下に変動。「資料Ａ」
・ この原因究明のため海側の地下水観測孔で地下水を採取して分析を開始。
（２）1-2 号機取水口間地下水測定結果
・ 1-2 号機間のNo.1 観測孔地下水からは40～50 万Bq/L のトリチウム、1,600Bq/Lの全βを検出。「資料Ｂ」
・ その後、No.1 周辺にNo.1-1～No.1-4 の観測孔を追加して地下水を分析したが、２年前の漏えい箇所に最も近い観測孔No.1-2 では38 万Bq/L のトリチウム（7/11現在）、89 万Bq/L の全β（7 月15 日現在）、12,000Bq/L のセシウム137、5,900Bq/L のセシウム134（7 月15 日現在）を検出。「資料Ｃ」
：引用終了
上記の東電資料を見ると分かるように、福島第一原発1号機から4号機の間では未だに数十万という放射能が当たり前のように検出されています。中には億を超える数値を検出している場所もあり、福島原発は収束どころか、危機的な状況が今も持続していると言えるでしょう。
福島原発事故で爆発した核燃料は、福島第一原発に保管されている核燃料の一部に過ぎません。爆発をしなかった核燃料は未だに福島原発の各建屋内部に残っており、現在進行形で取り出し作業が行われています。この作業は数年から数十年かかると言われており、作業中に東日本大震災の最大余震が来てしまったらアウトです。
しばらく前から、福島第一原発3号機では、湯気のような物が大量発生して騒ぎになっていますが、タンク内の水位が低下し、東電がホウ酸水の注入準備をしていることから、私はかなりの危機的な状況になっている可能性が高いと考えています。
☆2013.07.21 23:00-00:00 / ふくいちライブカメラ
このような状況が何十年も続くことになるのです。山本太郎氏も言っていますが、今の福島や東日本の広範囲は住むにはあまりにもリスクが高く、本当は西日本や北海道に移動をした方が安全です。
参議院選挙と衆議院選挙では自民党が勝利してしまいましたが、私達日本人は福島原発事故と真剣に向き合わなければいけないと思います。
☆太平洋 #放射能 汚染10年間予想図
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