福島は福島原発事故のせいで本当に滅茶苦茶ですね・・・。驚くべきことに南相馬市の除染事業者たちは、小学校近くの通学路に汚染水を垂れ流していたようなのです。しかも、事前に下請け社員の忠告があったのにも関わらず、それを無視して汚染水垂れ流しを実行しています。
現場監督は忠告した社員に対して、「国の実証事業だ。写真は全て消去しろ。できないなら帰ってよい」とか「国の実証事業だ。写真は全て消去しろ。できないなら帰ってよい」などと述べており、除染の酷い実態が垣間見えます。
☆南相馬汚染水排水 下請けの忠告 耳貸さず
URL http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013071202000247.html
引用：
日本原子力研究開発機構が発注した除染モデル実証事業（二〇一一～一二年）で、中堅ゼネコンの日本国土開発（東京）が福島県南相馬市で生じた汚染水三百四十トン（同社推計）を、農業用水に使う川に流していた問題で、除染事業の下請けに入っていた水処理業者は一二年一月十六日、慎重な排水を要請したが、日本国土開発は耳を貸さず、逆に処理業者が撮影した現場映像の削除を強要したという。
この処理業者はＮＰＯ法人「再生舎」（さいたま市）のグループ会社。同月十二日に、担当区域だった南相馬市の立ち入り禁止区域にある金房小学校に入った。住民不在の現場で目の当たりにしたのは、汚染水が処理プラントに運ばれず、側溝に次々と流されていく光景だった。
小学校近くの宅地では、住宅塀の洗浄作業で出た汚染水が、通学路の砂利道に垂れ流しになっていた。作業員の一人が証拠を残そうと急いでカメラを回した。
国土開発の現場監督が、撮影に気付いたのは十五日。「国の実証事業だ。写真は全て消去しろ。できないなら帰ってよい」と迫り、データの一部を削除させた。
国土開発と処理業者は翌十六日、現場事務所で農業用水の問題などをめぐって協議。録音記録によると、現場監督は「これから（除染を）やろうというときに、ちくろうとする（密告しようとする）とは」と激怒。処理業者が、汚染水の排水をとがめると「次の本格（除染）で全部やる」と強調、再除染を理由に排水は続行された。
：引用終了
これは法律違反で処罰されないのでしょうか？こんな連中を野放しにしていては、日本の治安と安定は崩壊状態ですよ。というか、除染事業のこのような問題はかなり前から何度か発生しており、色々なところからも指摘があったはずです。
自民党は「除染対策に力を入れ、住民を戻す」とか言っていますが、その除染対策がここまで手抜きだったとは呆れるしかありません。
実際、除染作業員による犯罪を含めた問題は今年に入ってからもドンドン増加しています。
☆除染作業員逮捕・摘発６３人
URL http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20130618-OYT8T01479.htm
引用：
東京電力福島第一原発事故後の２年３か月間で、県内で事件を引き起こし、逮捕・摘発された除染の作業関係者が少なくとも６３人に上っていることが１８日、県警への取材で分かった。除染の作業関係者は原発事故後、数万人が県内入りしたとされ、逮捕・摘発された人数が明らかになるのは初。県警幹部は「大部分の作業員はまじめに福島の復興のために働いてくれているが、最近、犯罪が増えてきているのも事実。警戒を強めたい」としている。
県警のまとめでは、逮捕・摘発された除染の作業関係者は傷害事件が最も多く２５人、次いで窃盗事件の１９人、覚醒剤取締法違反事件の５人、強盗傷害事件、詐欺事件、暴行事件が各２人などとなっている。２０１１年は東日本大震災後、年末までで１人だったが、１２年は１年間で２６人、１３年は１８日時点で少なくとも３６人と、すでに年間の過去最多を突破した。
：引用終了
政府と東電は福島の健康と環境だけではなく、治安までも完膚無きまでに破壊したいようにも思えます。除染作業員の一部は地方のヤクザやチンピラのような人達を集めているというような話もありますが、2年もの時間があってこの状況ならば、除染事業は今直ぐにも止めるべきです。
そして、除染の代わりに住民の避難支援に政府は力を入れなければいけません。
☆ドイツZDFテレビ（フクシマ）最悪事故から2年、除染・甲状腺がん
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