こちらの記事の続きです♡
なんだか思ったよりだいぶ長編になってきました…笑笑
お時間がある方、お付き合いください笑い泣き笑い泣き笑い泣き

さてさて。

すっかり理想の母像から程遠い自分を突きつけられた私は

もっともっと素晴らしい母親になるために
もっともっと努力しなきゃ

という空回り克服系に突き進みました。
(なんというか、本当にそれしか知らなかったんだなあと思います笑い泣き笑い泣き笑い泣き

またまた育児書を読み漁り
子供に良いものを与えなければ!!と
オモチャや食べ物
絵本などなど
思いつく良さそうなものをどんどんトライし
とにかく
『良い母親がやりそうなこと』
という外側を集めていきました。

外側が整えば
きっと良い母親になれるはず。

その辺は、上の記事をご参照ください、笑。

でも結局私が『理想の母』を目指したかったのは

自分の母親を見返してやりたかったから。

『完璧な子育て』をして、
どうだまいったか!!
あんたはこんなにダメな母親なんだ!!

とギャフンと言わせたかったから笑い泣き笑い泣き
(ギャフン、って死語でしょうか…笑笑)

反省して

ごめんなさい
お母さんが悪かった

と謝って欲しかった。

もうあなたの人生に文句言わないわ、
と言って欲しかった。

でも、今から思うこと。
それは
私のその奥にあった
本当の本当の願いは

母に、
私という一人の人間の存在を認めて欲しかった。
一人前だと認めて欲しかった。

怒って怒って
一人で悔し泣きするほどに
大嫌いだと思っていた『お母さん』に
私はちゃんと認めて欲しかった。
私を存在させて欲しかった。
私を『ちゃんと』愛して欲しかった。

この記事の出来事頃の2人、笑

私は
母親が『私』という個人の領域に侵入してくるのは
私が一人前だと認められないからだと思っていました。

親が認めるような
立派な人間になれれば
立派な仕事について
経済的に自立して
素晴らしい母親になれば

『私』をちゃんと認めてもらえる。

いつのまにか
そう思い込んでいたのです。

しかしながら、
私の素材と同じく
『境界線がわからない』のは
私の母の素材なのだと思います。
(これについては別方向から答えをもらったのでまた書きます♡)

だから
『母に認められる事』=一人前
とくっつけていた私は
いつまで経っても叶わない願いを放ち続けていました、笑

そして、私が掲げていた『理想の母』像。

それは

どんな時でも子供を温かく見守って
どっしり大きな愛で子供を見守り
しかし子供を甘やかさず
叱るときはしっかり叱り
その後子供をちゃんと抱きしめる

自分の気分で子供達を振り回すことなく
ヒステリーを起こすこともなく
食事は全て手作り
オモチャは全て天然素材
毎日たくさん子供を抱きしめて
イライラしたところは見せない

なんだか
子供向けアニメや童話
道徳の本の中から寄せ集めた
『立派なお母さん』を目指していました。

しかしながら当然
そんな人間にいきなりなれるはずもなく、笑
(条件を書きながら、苦しくて呼吸が浅くなりました笑い泣き笑い泣き笑い泣き

出来ないことばかり。
これまた無謀なことに
職場でも
『子供がいても一生懸命働くワーママ』を目指し
しかもそれを全部全部一人の力で成し遂げようと頑張り

現実は
仕事で疲れてイライラ
遅くまで働いて子供のお迎えから寝かしつけも遅くなり
でも、「当直免除してもらってるんだからこれくらいで弱音吐けない」と1人で抱え込み
休日はアレルギーが強かった息子のお弁当とオヤツのストックを作り
子供には
「早くしなさい!!」と怒ってばかり。

自分のイライラを子供にぶつけながら
何やってんだろう私…
と今度は罪悪感でいっぱいになる。

今から考えると
やっていること
考えていること
矛盾だらけの中走り続け

理想に届かないのは
私の努力が足りないせい!!
とにかく努力し続けていれば
きっともっと理想に近づく!!

と突き進んでいました。

そして、
第二子妊娠、出産。

2人育児が始まり
私は心も身体も疲労マックス。
当然今までのように長時間勤務はどう考えても困難でした。

2人目の育児休暇中、
生後3か月から部分復帰したのですが

仕事の前後は苦しくて苦しくて
何がそんなに苦しいのかもわからず
子供たちは可愛いのに
イライラが募り
休みの日にヨガをしながら
怒りがこみ上げてきて涙が止まらないことが何度もありました。

ある日。
ちょうど2番目が生後9か月くらいの時。
病み上がりでグズグズの2番目と
3歳のイヤイヤマックスの長男の同時多発テロに遭い、笑笑
泣き叫ぶ長男のほっぺたを 

思いっきり、引っ叩きました。
長男が、吹っ飛ぶくらい。

もう、
自分の中の怒りで半分頭真っ白でしたが

それでも、『私』が、『自覚』して
思い切り自分の勝手なイライラを
思い切り、3歳児にぶつけたのでした。

この時。
なんだか色々
本当に、もうダメだ、と思いました。

なんでこんなにイライラするんだろう
なんでこんなに色々うまくいかないんだろう
お父さんがイライラすると私に手をあげてきたから
お母さんがガミガミ言い続けるから
両親が、私をちゃんと育ててくれなかったから
私はまともな親になれない。

ますます心の中で両親に八つ当たりしながらも
私はあの時、初めて自分と
自分の理想に降参しました。

あんなにたいそうな理想を掲げていたけれど
私1人じゃ何にもできない。
今の状況で、全てを1人で抱え込むなんて無理だ。
誰かに助けを求めなきゃ。
誰かを頼らなきゃ。

はじめは、
(『なんでも1人でできる』が『素晴らしい母親』と設定していたので)
どうやって人を頼っていいかわからない、と思いました。

でも本当は
頼りたくなかった。
『頼る』のは『負け』を認めることだった。
『負け』を認めて、『1人で出来ない』ことを認めることは、『私が一人前だと認められるチャンス』を自ら放棄することでした。

でもあの日。
一瞬理性が吹っ飛ぶほどの怒りを
ただのイヤイヤ期(しかも小児科医としては頭で嫌というほど成長過程で自然で大事と理解しているもの)にぶつけた時に

私の頑張り方は間違えている、と降参しました。
私には
時間も
余裕も
人間的器も足りない。

でも
私が今『理想の母』になれなくてイライラすることも
子供達には何にも関係ないこと

そもそもなんで私は家族が欲しかったのか?

私は私だけの家族が欲しかった
お互いがお互いを尊重しあえて
大事に思える
帰れる場所が欲しかった

実家ではいつもいつもリラックス出来なかった
いつ文句を言われるのか
いつ父が怒鳴り込んでくるのか
いつまた日記や手紙を読まれるのか
(だから日記は書くのをやめたし手紙も保管しないようになりました)

だから
私が私でいるだけで安心できる場所が欲しかった
子供たちにとってもそんな場所であればいいと思っていたはずだった。

でも、
私が今やっている事は何?

結局、私は
母を見返したいが為に
自分の子供たちを巻き込んでいただけでした。

ちょうどその頃
たまたまAmazonがおススメしてくれたのが
藤本さきこさんの
『お金の神様に可愛がられる方法』でした♡

もう少し続きます♡