人間なら、実感した幸せは、共有するのだ。自らが実感するだけの幸せは動物的なものでしかない。
この言葉は、ある本で読んだ。だから、俺は行ったところを逐一、SNSに載せて広めようと思った。
今日は、川越に行ってきた。なんで行ってきたかって言うと、桶川でスカイダイビングをしてきたのだ。
スカイダイビングは、絶叫系に入ると思う。金を払ってわざわざやるもんじゃないだろって皆が口を揃えているが、人生経験は必要だ。気になってるなら、やりたいならやったほうがいい。
飛行機に乗るまでが長かった。3時間くらい待った。
そして、いざ飛行機に乗る。離陸する描写は、小説でよく出てくる。
言っておくが、スカイダイビングは、あまり長くは語らない。文字で書くよりも実感した方が良い。文字で書かなきゃ伝わらないって言う御仁は、星の王子さまでも読んでくれ。

感想からいうと、俺は、もう一回やりたいって程楽しかった。豆みたいな地上を見下ろし、すごい風を切って降りるのが、ジェットコースターよりも爽快感があって気持ちいい。


さて、川越に、最後に行ったのは、中学一年の遠足だ。14歳の頃から川越の記憶は止まっている。

最初は定番中の定番。時の鐘へ行った

なんで時の鐘なのかなと気になり、近くの店員に聞いてみた。この鐘は、当時の人たちが、腕時計を持っていなかった時に時間を知らせたらしい。通りを車で、走っていてもこの目立つ建物は、そういう役割を果たしていたのかと一つの謎が解決した。

いかんせん腹が減っていたので、近くの食事処に入った。
「いらっしゃいませー」と快活な挨拶が飛んできた。
もらった水で、乾いた喉を潤し、メニューを開いた刹那、紫いも餃子と書かれた体調をひどく崩した壊した餃子が、載っていた。
俺は怖いもの見たさで、この餃子とB級グルメの太麺焼きそばを頼む。

餃子は、メニューで見たときと違って意外と美味そうだった。いやうまかった。皮にかぶりついたら、中に紫芋がゴロゴロ入っていて、なかなかいい食感。太麺の焼きそばは、かみごたえバッチリだった。5分たらずで、平らげてしまい、酒があるなら、餃子をツマミで日本酒を...と行きたかったが、バイクで来ていたのだ。危なく忘れるところだった。次は電車で来ようと決めて、礼を良い、1000円札と80円を渡し、店を出る。

中学の時に来た時、駄菓子屋横丁ってのがあることを想起したので、早速向かってみる。


これは思いつきで撮った動画だ。川越にしては、人気が意外と無く、人がチラホラいて、すごく落ち着き歩きやすかった。
この先に駄菓子屋横丁がある。財布の中身を確認したら、4000円しかない。全部使い果たすかと決心し、片っ端から、芋けんぴ、アイス、麩菓子、カステラと次々買っていくと両手がいつのまにかふさがってしまった。これ以上荷物が持てないので、帰ろうと思うと、「煎餅手作り」とバカデカく描かれた看板を発見し、入ってみる。
ここは他の店と違って、自分で煎餅を作るらしい。
おっさんが順序よくやり方を説明してくれた。内装も良く、最近お店を始めたらしく、バラエティ番組で紹介されてなかなか好調らしく、川越が芋で溢れかえってるのは、産地だってことや美味しい裏のお店を教えてくれた。
面白いお店だったので、ここで紹介する。
焼いた煎餅は、評価されるらしく、俺は、意外とセンスが良く、ベテラン評価をもらえた。

(煎餅職人に転職しようかな。)

今回のお土産だ。買いすぎてしまったので、祖母にもあげる予定。芋煎餅が意外美味しい。川越は、小江戸ってよりかは、芋の街だ。