大失敗
人は、成功するために日々動いています。従って、成功話は多いのですが、たまに、失敗することがあります。
(その時は、気づかないが、あとで、成功や失敗に気づく場合もあります)
小さな失敗はまだ良いですが、大きな失敗をするとダメージが大きい。懐も精神も。
《私の人生で 断トツの失敗》
事業する人は、大体が借金をして事業をします。
①初めは、低金利の銀行から借ります。
②事業が順調でなくなれば、金利が高くなり、
③そのうち銀行は貸してくれなくなります。
④もう、高利貸し からしか借りれません。
⑤それなら、高配当の投資話として、親戚・知人にお願いしよう、と考える人がいます。
「お金貸して」という借金話をしても応じてくれる人はほとんどいませんが、
「高配当の投資話」だと耳を傾ける人は多くいます。
⑥借金の場合、銀行は抵当権を取りますが、一般投資家の場合そういうことはしません。
事業に失敗すれば、抵当権を取っている銀行は被害はあっても小さいが、抵当権のない一般投資家は投資金すべてを失います。
<私は、23年前これに遭いました>
私の亡き妻が若い頃10年程 働いていた画廊の社長。
羽振りが良く、信頼のおける人、都会にも出店した。
その人がある日 珍しく訪ねてきました。
何の用かな~と思ったのですが、亡き妻の世間話から始まり、そのうち投資話になりました。配当 月1%、年12%
知人なので、人助けもあり、興味もあり、少し投資してみました。1年以上、約束通りの配当でした。
請われるままに、2500万円まで投資しました。
2年位したある月、突然、配当が止まりました。あわてて調べると、倒産したことがわかりました。(それまでの配当累計は500万円ほど)
その後の債権者集会で、債務が8億円余りあることを知りました。多くの人が被害に遭っています。
親戚・知り合いにも借りていただろうから、自己破産者は、人間関係も壊れます。悲惨です。
しかし、自己破産したら、借金は棒引き!
命までは取られません。
(ちなみに、中国では、自己破産制度 がないため、借金から逃れることはできません。借金は金利でどんどん膨らみ続けます、地獄。 最近の中国の不景気で、命を絶つ人が多い理由の1つでしょう。)
<教訓>
①私は、元々「借金」には応じない
お金を貸してくれるプロは、銀行他一杯あるからそっちに頼んでくれ、と言います。
自分は、融資の商売はしていない、と断ります。
今回も借金の話なら、応じても少額だったでしょう。
②投資話に乗らない
元々、私は投資話には乗らないのですが、今回たまたま知人だったので・・・。
そして、少し儲かると、どんどん投資金を増やしてしまうものです。
私は、儲けることを人に任せるのではなく、自分で稼ぎます。だから、賃貸経営のサブリースもしません。管理もなるべく 委託しません。
株 にも投資する気はありません。
競争相手が、機関投資家。 大勢で、機械を駆使して24時間打ち込んでいるのです。
片手間の素人の個人 が勝てるわけがありません。
③業績調査
業績を調べようと、画廊の仕事ぶりは確認したのですが、財務状況までは調べれなかったです。銀行との差ですね~。銀行が貸さないところには、投資してはいけないですね~。
以 上