中国の政治は不安定化する | 大局観

中国の政治は不安定化する

1.汚職摘発「ハエもトラも」
習近平は、最高指導者になって以降、「ハエもトラも叩く」と宣言し、大物政治家を含む汚職官僚の摘発を政権の重要なテーマに掲げた。
 腐敗撲滅運動が始まってから、日本の役職で次官以上に相当する高級官僚40人以上が不正の疑いで拘束された。2013年だけで約18万2000人の共産党員が調査を受けたという。(習主席が就任する前年には、不正調査を受けた党員は1万~2万人程)


2.「常務委員経験者は罰せず」の慣例
かつての最高実力者、鄧小平は、党内対立が89年6月の天安門事件を誘発した反省から、党内の権力闘争の激化を避けるため、「刑不上常委」(刑は政治局常務委員に上らず)という言葉を残した。 最高指導部である政治局常務委員経験者の刑事責任は追及しないという意味で、以降、党内の不文律となった。


3.敵対派ばかり
習近平政権が捕まえるのは、敵対派の江沢民派、胡錦濤派ばかり。
敵対派の恨みを買っているのは確実である。

従って、習近平は引退後、無事ではない可能性が高い。
習近平もそれを知っているから、何か手を打つだろう。


4.習近平の任期
2012年~2022年 党総書記、党中央軍事委員会主席
2013年~2023年 国家主席、国家中央軍事委員会主席
任期10年、その中間の5年ごとに中央委員改選がある。

①まずは2017年 次期中央委員会選出に向け相当の派閥闘争がある。
②習近平の任期満了となる2022年、何かが起きる可能性が高い。
かつてないほどに、権力闘争は激しいものになる。

中国には、
経済問題、格差問題、少子高齢化、福祉、環境問題・・・と様々な問題があるが、
それに、熾烈な派閥闘争が加わる。


http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4636?page=1

以 上