記憶のコントロール | 大局観

記憶のコントロール

心に響く記事がありましたので、以下にご紹介します。


高田明和 浜松医科大名誉教授 76歳10月15日 中日新聞

苦の元は記憶にあり

臨済宗の盤珪永琢(ばんけいようたく)禅師(1622生まれ)は、あらゆる苦の元、争いの元は記憶にあるとしている。

嫁姑から苦しみを訴えられたときに言った。
「嫁は憎いものではないぞ、姑は憎いものではないぞ。
嫁が、姑が、あの時にあんなことをした、言いなさったという記憶が憎いのだ。記憶さえ捨ててしまえば、嫁も姑も憎いものじゃないぞ」と述べておられる。

我々は良いことを望む。しかし、良いことも心を乱す原因になる。良いことにも悪いことにもとらわれずに生きてゆく覚悟が、心を乱さない方法である。

私たちは記憶がよくなければ、この世で活動できないから多くの人は記憶をよくしようと努力を重ねる。しかし、その記憶が私たちを、憎しみ、嫉妬、憎悪の世界に導き、人間関係を悪くしているのではないだろうか。

競争を忘れる、競争相手を忘れる、競争の結果を忘れることが心に平安をもたらす。その結果、自然に仕事もできてくるというのが、私の経験である。
他人のことを常に意識し、うらやめば、心を乱し、結果的に自らの仕事を妨げることになる。


≪まとめ≫
心を乱さないためには
記憶すべきことと、記憶すべきでないこと、そのコントロールが大事

ものごとにとらわれない



以 上