金沢八景から葉山へ~山口蓬春記念館①~
<2012年7月7日 土曜日 3日目>
もはや横須賀は目と鼻の先であった。
しかし、どうも気が進まない。
このまま横須賀街道をまっすぐ行けば、すぐに横須賀である。
横須賀道路は大きい道路なので、さすがの私でも道に迷う可能性は非常に低い。
しかし、あまりにわかりきったこの道を歩んで楽しいだろうか?
そう思い始めたのが昨日であったが、今日のどんよりとした曇り空を見て、
やはりこのまま横須賀に行くべきではないと考えるようになった。
以前訪れた時がよく晴れた日だったので、
記憶に残っている開放的な雰囲気を同じように味わいたいという気持ちもあった。
よって、今日は南へ向かうところを若干西へそれて、葉山へ向かうことにした。
海から陸を通って海へと向かうと、
少なからず坂を上るはめになることにを気付いたのは、走り出してからであった。
県道205号線を行く。
この辺りは緑豊かで、上り坂の後の下り坂は幸せな気持ちになる。
逗子で相模湾にぶつかる。
葉山は格別にいいところであった。
後ろには山が、前には海が広がっていて、
自然に囲まれている感じがあってとても心が落ち着く。
個人経営のカフェだのレストランだのがところどころに散らばっていて楽しいし、
住宅は土地が広く使われている上にデザインも洗練されていて雰囲気が良い。
通りすがりに山口蓬春記念館
へ行ってみることにした。
非常に発見が困難な細道を行く。
どう考えてもあれだろう。
階段を上っていく。
見えてきた。