学科対策②構造力学
建築史の次に構造力学を学習する。
構造力学の最大の障壁は、いきなり過去問を解くと問題どころか解説を読んでも全く理解できず、
何度か頑張って解き続けてるうちに苦手意識を持ってしまい、最終的に捨て問になってしまうことである。
構造力学は基礎から確実に理解していかなければならない。
遠回りだがこれが一番の近道である。
その代わり、マスターすれば確実に得点が可能な分野である。
合格点を仮に90点とした時に、構造力学が占める7点を取れるか取れないか、この差はとても大きい。
力学が完全に苦手科目と化していた私を本試験で満点を取るまでに至らしめた優秀な書籍たちだけをピックアップし、
やさしいものから順に列挙する。
- 構造力学入門―絵ときブック/学芸出版社
- ¥2,700
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この本より平易な本を私は知らない。
「基本」とか「やさしい」とか書かれた本を数多く物色してはついぞ理解できなかった私を、
最後に救ってくれたのがこの本である。
ほとんどマンガのようなものなので1日で読み終えることができる。
構造力学の学習はこの1冊から始まる。
- わかる!建築構造力学/オーム社
- ¥3,024
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- イラスト図解 よくわかる構造力学/ナツメ社
- ¥2,376
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次にこの2冊をやる。
問題を解くだけだとついつい忘れてしまいがちな、構造力学とはそもそも何なのか、
それを教えてくれる類まれなる本である。
- 図説 やさしい構造力学/学芸出版社
- ¥2,808
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1冊目と同じ著者による本でとてもわかりやすい。
わからなくなったら3冊目2冊目1冊目と戻りながら学習する。
- 一級建築士試験 構造力学のツボ/学芸出版社
- ¥1,944
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ここまで来たら理解度は高い水準まで来ているから、この本は最初から最後まで解く必要はない。
不静定を中心に理解が不足している部分やおさらいで要所要所で解くだけでいい。
毎年、過去問と法令集が12月末前後に発売されるが、
それまでに構造力学をマスターできていればとても有利になる。
この後には随分と大きな山が待ち受けているから。