家を出るとき、戻るとき。 | 記憶に残る人生を過ごせ

記憶に残る人生を過ごせ

仕事してます、子供います。

趣味はバターコーヒー、お灸。読書とバレットジャーナル。消しゴムはんことミシン。瞑想しながら寝ちゃうこと。私は何がしたいんだろう。

とにもかくにも、記憶に残る人生を過ごせ。


あらさかの 神のみ酒を

飲げと 言ひけばかもよ

我が酔ひにけむ


“神の酒を飲めと勧めるから酔ってしまった”
料理酒として使います。
料理、得意ではないけど好きなのです。

B型クッキング、超適当。

***

母は死ぬ間際まで家を出たいと言っていた。
私もそうなるのだろうか、
だったら早くひとりになろうと思ってた。


以前書いたことがあるのだけど
あの家から離れたくて、出ていきたくて
年明けに「今後は離婚前提で」と告げた。



父が亡くなり居場所を失ったときは絶望した
"実家はなくなる、でも自宅に戻るのはイヤ"
5月はずっと家を出ることばかり考えてた。


その自宅に戻る覚悟を決めたきっかけは
母の誕生日翌日から7日間のあの高熱。
ひどい汗で何度も起きる、悪寒と倦怠感。


家族というものについて考えていたら
拠点、というものにたどり着き
今はここに住めばいいんだなと気づく。


家族のかたちに変化もあった。
毎日同じように食卓を囲む、
というシステムがなくなった。


実家の家族もそうだった。
母は帰るのか帰らないのかも分からない
私も高校からはほとんど家に居なかった。


父はそれが寂しかった、といったけど
私はあのシステム大好きだった。


週に数回作りたいもの作って食べて
ひとりで、もしくは誰かと食べて
部屋を少しずつ片付けている。


まあなるようになるだろう、という気持ち。
父の終末期に関わっているうちに
家族というチームのおもしろさを知った。

出来れば家とか土地とか持ちたくない、
焦らず少しずつ変えながら暮らす。
もうどうなるか分からないくらいでいい。



昨日作ったのは手作りの豆乳蒸しパンに
カルボナーラ風トーストアレンジ。
時間切れ、行ってきます。


愛と光を送ります、届きますように。