「すべて受け入れてください」 | 記憶に残る人生を過ごせ

記憶に残る人生を過ごせ

仕事してます、子供います。

趣味はバターコーヒー、お灸。読書とバレットジャーナル。消しゴムはんことミシン。瞑想しながら寝ちゃうこと。私は何がしたいんだろう。

とにもかくにも、記憶に残る人生を過ごせ。


いま乗ってる車が
納車2週間で追突されたときのこと。





まだピッカピカの新車
娘ちゃんは大事な全国大会の、関東予選前日。
最終調整のためクラブに向かう途中。





信号待ち、アイドリングストップ。
いつもは後部座席に座る娘ちゃんは
エアコンの風を求め助手席にいた。





バリバリバリバリ。





娘とふたり、顔を見合わせ
「ええええ~?!」と叫ぶ。
相手は会社の車で移動中だったという男性。





軽い男。




痛がる私たちに「きっと気のせいだ」と言う
「ほら!シートがしっかりしてるから!」
「車はすぐ直る!」とにかく警察を呼ばない。



仕方なく自分で警察を呼んだ。






相手の車は廃車になるほどの事故。
彼はその後も謝罪することなく
「保険屋に任せましょうね!」と消えた



な、なんかすごく変わった人…




夫はカンカンに怒っていた。
ムキー「新車で返してもらうからなっっ」


***


車を買った店は、夫の友人の働く販売店。
そこで働く人たちはとにかくいい人ばかり。
2週間前「気を付けてね」と見送ってくれた。




追突された車を運んでもらい
先に到着した夫が
保険の対応、代車の手配をお願いしていた。




病院のあと私がそこへ行くと
販売店の奥さんが抱き締めてくれる。
「よくがんばりましたね!」






私、泣きそうだった。
奥さんの優しさがすごく嬉しくて。
悲しい気持ちと悔しさがこみ上げる。






相手の車は廃車レベルだったけど
私の車はなんとか直せそうだという。
でも「絶対新車!」と息を巻く夫。





悲しい気持ちの理由はいろいろあったけど、
いちばんは
壊れてしまったその車のこと。
2週間、私をウキウキさせてくれたその車。





その年は入院ばかりしていた。
母の病気のこと、娘のクラブのこと、
色々ありすぎて気持ちが塞いでいく。



さらにその頃、大事な大事な愛車が突然壊れ
慌ててその車を購入したばかりだった。
心機一転!新しい車とがんばります!って
明るく去ったばかりだというのに。







壊れた車に触れていたらすごく悲しくなった
車から悲しさが伝わってくるようだった。
整備士さんに改めてお願いした。




「新車で返ってこなくていいから
この車を直して乗りたいです。
この子がかわいそう」






固まる夫。
奥さんが泣きそうな顔で
私のことをまた抱き締めてくれる。






今でもあの時のことを思い出すと
すごく不思議な気持ちになる。
触れた車から伝わってきた様々な感情。



***


yogi teaを飲みながら
今日のひとことをチラリ。




Let things come to you.
「すべて受け入れてください」 





無理しなくていいから、
できる範囲で受け入れる。
最後は必ずうまくいく。





イヤなこと、苦しいことにフォーカスせず
呼吸に意識を向けること。
吐くときに、その気持ちをも吐き出すように。






そんなこと考えてたら
急に事故のときのこと思い出したのでした。


***



3連休。
娘がクラブを辞めて1ヶ月半。
まだ私は荷物を整理していない。




「夏の大会のパネルを渡したい」とのことで
クラブの先輩母Aから連絡が来たのが10日前。
取りに行きます、と言ったものの気が重い。






10年間、Aには何度も騙された。
Aのせいで何人の選手が辞めたことか。
悔しいことばかり、試練ばかり。





(うちは絶対辞めない)と決めていた。
そう決めて10年親子で頑張ってきた。
それは大きなブロックだった。





ああ、文字数。
これはまた次回。