世界一周じゃらんじゃらん -2ページ目

世界一周じゃらんじゃらん

旅行大好きで旅行会社に就職!
そんなベタな私が「いつか行けたらなぁ・・・」と
思っていた世界一周一人旅!!
ようやくその「いつか」がやって参りました!
何よりも安全第一。ビビリモードで国から国へ!
なんちゃってバックパッカー!
せっせと行って参ります!


インド脱出の日。




インドだから何か起こるかもしれないと思い、少し早めに空港に行ったら

案の定、搭乗予定のキャセイパシフィック航空の飛行機が

まだデリーに到着してなかった。




香港⇔バンコク⇔デリーと来るはずだったが、

香港に台風が来ているため、まだ香港を飛び立ってもいないそう。





最後の最後まで

インド旅行は波乱続きだ。

ま、インド関係ないけど・・・






そんなわけで航空会社から二択を迫られる。





①当初のフライトスケジュールと30分程度しか変わらない

 フィリピン航空でバンコクへ。



②デリーのデラックスホテルで1泊。

 翌早朝やってくる予定のキャセイパシフィック航空でバンコクへ。






②の場合、もちろんデラックスホテルの宿泊費などは

航空会社が負担してくれるが、なんせムンバイの件とかあるので

デラックスとはいっても

デラックスではないかもしれない。





ちょっとデリーのデラックスホテルが

本当にデラックスなのか興味もあったが、

バンコクでトモミと再待ち合わせしていた私は①を選択。





世界一周じゃらんじゃらん





同じ状況に置かれたアメリカ人のオバハンご婦人が

「フィリピン航空なんて私は絶対いやよ!乗らない!いや!!」

発狂している横で①を選択するのは、なんか複雑だったが

ライアンエアーすらも乗りこなす(?)この私にゃ

フィリピン航空なんてオチャノコサイサイだ。





ていうか、前にも乗ったことあるしね。






前に乗った時、

ボールペンを客室乗務員さんに借りたら、

1分後に






「返して!(怒)」






って言われたこともあるけどね。








オチャノコサイサイサイサイ・・・・・・







世界一周じゃらんじゃらん




そんなわけで、オチャノコ航空・・・じゃなくて

フィリピン航空でデリーからバンコクにひとっ飛び。




この旅ナンバーワンに美味しくない機内食に舌包みを打っていると

あっという間に







世界一周32か国目!!

タイ・バンコクに到着~~~!



世界一周じゃらんじゃらん





私が到着して数十分後にはトモミが到着。

さぁて、市内に向かいましょうか・・・と思ったら






たくさんのタイ・ガールズが

私とトモミをお出迎え!!





世界一周じゃらんじゃらん

世界一周じゃらんじゃらん


なわけがなく!!






たぶん、韓流のアイドルの方の出待ちのようでした。








一瞬、嵐かと思って小走りになっちゃいましたよ~








だって







香港に台風が来ているっていうからね、

バンコクは嵐が来たかと思ってね。








うん、







これはイマイチのボケだったね。

なかったことにしようね。










テッテレー 

みんなの記憶からこのボケが消えてなくなれマヤコン!!






オチャノコサイサイサイ!!!



インド旅行記の最後は

インドの写真をぽちぽちお届けしようと思ったのですが、

選んでみたらインドの写真と言うより、インド人の写真になりました。




世界一周じゃらんじゃらん
世界一周じゃらんじゃらん

世界一周じゃらんじゃらん





旅の終盤に出会った男の子は

「その土地に生きている人とかどうでもいい。

 俺は景色が見たいので世界一周することにしました」

と言っていました。





私も世界一周に行く時は、確かに

その土地に生きている人と話したい、とか触れ合いたい、とかは

ほとんど思わなかったかも、と思い出しました。






でも、結果的に私は

たくさん、その土地毎の人に触れ合い、

たくさん、その土地毎の人に助けてもらいましたけどね。






世界一周じゃらんじゃらん






旅をしていると必ず人に出会います。

出会った人と話します。

話をして、わかりあったり、

わかりあわなかったりします。





もちろん、面倒だったら出会いを避ければいいんだし、

触れ合いたくないなら、触れ合わなければ普通はいいんですが

インドの場合は無理ですね。







こっちがどう思っているかなんかお構いなしに

インドの人たちは私たちに関わってきます。







世界一周じゃらんじゃらん

世界一周じゃらんじゃらん







日本の場合、

電車に乗ったって、

街を歩いてたって、

そこにどれだけ人がいようが

誰とも目が合わなかったりしますよね。





かくゆう私もそうで、

バスの隣の席に座った人がどんな本を読んでいるか

どんな音楽を聴いているかなんて、何の興味もありません。





むしろ、隣の席に座った人が

私の読む本に興味を持ち、私の聴く音楽に耳を傾けていたら

「気持ち悪い」とすら思うかもしれません。







けど







インドではそんなことはいってられないので、

これから初インドを迎えられる方はどうぞ心の準備を。



世界一周じゃらんじゃらん






インドは私がいた日本とは全然違くて

インドの人は私が関わってきた日本の人とは似ても似つかなくて






ただ、私はインドにいる間、

戸惑って、苛ついて、早くここを出たいと思っていたけれど




世界一周じゃらんじゃらん



こちらの三人のように、

柔軟にありのままを受け入れる広い心があれば

もっとインドと言う国を理解し、楽しめたと思います。











世界一周じゃらんじゃらん


こんなわけのわからないオレンジ集団に遭遇したって







世界一周じゃらんじゃらん


ちっちゃな子にガン見されたって動揺しない広い心。









それを手に入れることができたら








私はまたインドを訪れます。






















とりあえず

10年は行きたくないけどね。









てなわけで、インド編終わりっ!!!








次は世界一周最後の大陸!

東南アジアでーーーーーーーーーーーっさ!!





さーすでに帰国は致しましたが・・・

ブログはまだまだ続きますよー!!






でも、インド編は

もう切り上げたいと思います。




まだまだまだまだ行った場所はたくさんありますし、




ツッコミ・・・いや。

感想を言いたいこともたくさんあるんですが・・・






大好きなブロガーさんである2piecesさんが

「読んでいるだけでインドおなかいっぱい」とコメントくださいましたが、

同様に私も「書いているだけでインドおなかいっぱい」状態なんです。






もう、刺激物だらけのインドは結構です。

バリエーション豊富で美味しい東南アジアをお願いします、と

私の胃が

私の脳に信号を送っています。






なので、今回と次に写真をばばーーっと載せたら終了しますので

おなかいっぱいのそこのアナタもどうぞ最後までお付き合いを・・・







あ、ちなみに2piecesさんは、また旅を再開されましたよー!!

パキスタンから中国、チベット、ネパールに抜ける旅をした、っていう話を

今まで聞いたことないので、今から読むのがとっても楽しみです♪




2piecesさん!

気を付けて旅を続けてくださいねー!!




*********************


2piecesさんのブログはこちらから。

相変わらずリンク機能が調子おかしいのです・・・

http://ameblo.jp/2pieces/


*********************







さ、最後を飾るにふさわしいTHEインドな場所は、

私にとってはやっぱりバラナシです。




世界一周じゃらんじゃらん



聖なる河と呼ばれるガンジス河に行けば

様々な人に会うことができます。



ゆったりとつかり身を清める人。

ただ単に洗濯にきている人。

ばしゃばしゃ泳いでいる人。




きれいなものも汚物も、生ある者も生なき者も共用しているガンジス河に

インド人は平気で入っていますが、

過剰なぐらい衛生的な環境で育っている(と私は思う)

日本人がこのガンジス河につかると

50%以上の確率で何かしらヤバイことになるらしいです。




膝までしか入ってないのに、原因不明の熱病になった。

なんて話も聞きますけど

ガンジス河の汚さを見ていると

「まぁ、そうなるかもね」と納得しました。





ガンジス河は全てのものを受け止め、

そして、全てのものを拒絶している、そんなイメージです。




世界一周じゃらんじゃらん





ガンジス河にいると、生と死って、対極にあるわけではなくて

実は同じ場所にあるものなんじゃないか、とか気付けば

普段なら絶対考えもないようなことが頭の中を占めていたりします。





というのも、

ガンジス河のほとりにある火葬場に行くまでは

死体を目の前にしたら、

私は恐怖におののき、顏を歪めてしまうのではないだろうか、

なんて思っていたのですが



実際は死体を焼いているところを見ても、

恐怖におののくどころか、

ごく『普通』のこと、として

心は平常、おだやかなままでした。





人が、焼かれているのに・・・ですよ?

ちょっと自分でも不思議です。





生と死、死と生が、なんかぐちゃぐちゃで、

歩いているすぐ脇を死体を担いだ集団が通って行っても

「あぁ、あの人は、もうこっちの世界じゃないんだな」

なんて思うだけでした。




色々なものの境界線なんて、

案外曖昧なものかもしれないですね。












世界一周じゃらんじゃらん


バラナシ、ある日の夕刻。

ガンジス河をボートに乗っておでかけ。







世界一周じゃらんじゃらん

ボートを皆で順番に漕いでみたけれど、

やっぱり1番器用にこなすのはミヤ。お上手。








世界一周じゃらんじゃらん


世界一周じゃらんじゃらん


私は下手過ぎてボート漕ぎのお兄さん、爆笑。








でも、写真を見返してて、

1番面白かったのはトモミ。






世界一周じゃらんじゃらん

真顔過ぎ。






どんだけ真剣に漕いでるんですか、アナタはw








世界一周じゃらんじゃらん



結局はお兄さんにずっと漕いでもらい、火葬場を見学。

24時間途絶えることなく死体が焼かれ続ける火葬場を去る時には、

辺りはすっかり黒くなっていました。






世界一周じゃらんじゃらん


ボートを進めていると、

ろうそくがゆらゆらとガンジス河を流れていてキレイでした。

私も1つ買い、聖なる河に流しました。





世界一周じゃらんじゃらん


その際、赤い香料を眉間に塗る習わしがあるのですが






世界一周じゃらんじゃらん

お二人とも、よくお似合いです。







世界一周じゃらんじゃらん

そして、本日のメインイベント・プージャの会場へ。





この場所は朝もたくさん人が集まっていましたが


世界一周じゃらんじゃらん






プージャの時間はまさに人・人・人。


ものすごい数の人が、この場所に集まってきている様子を見ると

ここが聖地なんだということが確固たる『事実』として胸に落ちてきます。



世界一周じゃらんじゃらん






そして





プージャが始まりました。





世界一周じゃらんじゃらん

世界一周じゃらんじゃらん

世界一周じゃらんじゃらん




・・・最初は生き物のように舞う炎を、

そこから、天に向かって立ち上る煙を、

何かに取りつかれたように踊る人を、見ていたのですが





私の目は次第に「祈る人」に向いて行きました。






世界一周じゃらんじゃらん

世界一周じゃらんじゃらん




イスラエルを訪れた時、「神ってなんだろう」と度々思いました。

その疑問は、ここインド・バラナシでも私の頭に常にありました。





でも・・・





神がなんであっても、願う神は別だとしても

祈る、という行為そのものが、その人に安らぎをもたらすなら、

それでいい、何も考える必要はない。



そう、思いました。




世界一周じゃらんじゃらん



気付けば私は泣いていて。



その涙が感動からきた涙なのか、はたまた別のものなのか。



感動だとしたら何に感動しているのか。

舞か、力か、人か、人がもたらす何かか。




理由はその時は全然わからなくて、

ただただ涙が落ちないように手で拭っていたのだけれど、


今、考えてみたら、きっと私が泣いたのは、

そこに漂う人々の思いに感化されたせいだと思う。





思いの強さと言うものが目に見えるのだとしたら、

プージャは宇宙からも見えるに違いない。



世界一周じゃらんじゃらん




プージャ・・・素晴らしかったです。





忘れられないバラナシの夜になりました。