プンタ・アレーナスのおやど | 世界一周じゃらんじゃらん

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旅行大好きで旅行会社に就職!
そんなベタな私が「いつか行けたらなぁ・・・」と
思っていた世界一周一人旅!!
ようやくその「いつか」がやって参りました!
何よりも安全第一。ビビリモードで国から国へ!
なんちゃってバックパッカー!
せっせと行って参ります!


バスの窓に写る自分の顔色が蒼白なことに気付きだした頃、

ようやくバスはプンタ・アレーナスの街に到着した。




この街にはすごくいい宿はあると教えてもらっていたので、

当初はそこに向かうつもりだったが、

おなかが痛かったので、その宿をじっくりと探す気にもなれず、

バス停で客引きをしていたオバチャンの車にあっさり乗り込む。



もう、予算内の宿で、休めるならどこでもいい・・・と、思いつつも、

車が、奇妙ならくがきをしたホステルの前に停車した時は、

「こんなヘンテコなところはいやだ」と文句を言いそうになった。





けれど、私のホステルはそこではなく、

普通の所だった。




ほっ・・・






BLUE HOUSE HOSTEL


世界一周じゃらんじゃらん

客引きのオバチャンに連れて行ってもらった宿。

ツアー会社併設で、ペンギンツアーや、プエルト・ナタレスなどへのバスも

ホステル内で申し込めるようだった。



6ベッド男女混合ドミトリー1泊 5000ペソ(約850円)

WIFIフリー、朝食付き(もちろん食べれず・・・)



私は二段ベッドの上段を使うよう言われたのだが・・・

ただでさえ足が短い上に、おなかが痛かったので、

ベッドに上がることが、ものすごく億劫だった・・・



どうにかベッドに上って、近い天井を見つめ、考える。





さて。どうする。

どうやら、これは本当の腹痛だ。





何かに緊張して、とか、バス酔いして、ってわけでもなく、

純粋におなかが痛くなってしまったらしい。





薬を飲むべきか・・・





薬は、とにかくたくさん持っている。(心配性とらべりぃ)






けど、すぐに薬を飲むのって、あんまり良くないんだよね・・・




とりあえず、今日はこのまま寝れるわけだし、

明日も早く起きなくていいんだから、

薬は飲まずにおこう。





寝れば治るさ~






・・・・と思って、薬を飲まずに寝たのが失敗だった。






翌朝






無駄に早い時間に気持ち悪くて起きる。

即座にトイレとお友達状態に。






ああああ・・・・薬飲んどけば良かったぁ・・・・・

と後悔したところで昨夜に時間は戻せない。







焦る。







今日の17時のフライト・・・

大丈夫だろうか・・・







もう、四の五の言ってられないので、薬を飲む。

寝ようとする。

気持ち悪くて眠れない。

でも、少し眠る。

でも、起きる・・・

あぁ・・・エンドレス。






まもなく午前10時・・・

チェックアウトの時間だ。





チェックアウトしても、共有スペースは無料で使っていいらしいので、

とりあえず、チェックアウトしてソファーで休・・・・・・

あぁ、いや、無理!

横になって寝てたい!!





「ペルドォン・・・もう1泊分払うから、フライトの時間までベッドで寝てていい・・・?」

「おぉ、勿論だよ!大丈夫かい?!」




愛想のいいフロントのお兄ちゃんに一声かけて、再びベッドに潜り込む。




本当なら5000ペソでいいところを、10000ペソ払うのは悲しいが、

無理して飛行機に乗れないなんて事態になったら大事だ。

背に腹は代えられない。





幸いにも、同じ部屋の人が全員チェックアウトをしたので、

6人部屋には私1人・・・


落ち着いて寝ることができた。






時折、フロントのお兄ちゃんが様子を見に来てくれた。

色々気遣ってくれて、しかも、新しいお客さんが来ても、

私のいる部屋には入室しないようにしてくれた。

とても有難かった。







14時を過ぎた頃、薬が効いたのか、だいぶ調子が良くなってきた。

ほっとして、空港までの送迎バスを頼むが、残念ながら予約がいっぱいで手配できず・・・

街を少し歩いて別のバスを当たろうかと思ったけど、

大事をとってタクシーで行くことに・・・






空港に到着する頃には、ちょっと胃が荒れている感じがするものの、

大分調子を取り戻していた。








はぁ、良かった・・・







ありがとう。正露丸。