昨年、オランダとの親善試合のあと、監督が日本の印象について語ってくれた。

まさか本番で当たるとは思っていない頃の話で、本音が垣間見える。


○日本の戦い方について。

「ああいうプレッシングサッカーもできるだろうけど、やるのであれば、早い段階で1-0とか2-0にするという前提が必要だ。先制点を取っていれば、テンポを変えたり、引いたりすることもできる。だけどあれをずっと90分間続けるのは無理だ」

「例えば、日本がブラジルと対戦したときにあんなことをしていたら、カウンターの餌食になるよ。我々はまだ自分たちでゲームを組み立てようとしていたけど、ブラジルあたりだと、最初に適当に引いて守られて、カカとかにカウンター一発でやられるだろう」


○オランダリーグで”怖い存在”の本田は何故代表で活躍できない?

「まず代表では彼のポジションが違う。あれは彼のベストポジションではない。本田はトップ下のもっとゴールに近い位置でプレーするべきだ。オランダでは選手のいいところをできるだけ使おうとする。日本とオランダのサッカー観の違いだろう」

「チーム編成はパズルのようなもの。ピースはさまざまな特徴や欠点の凹凸がある選手たちだ。この凹凸をうまく合わせて絵を作り出すのが監督の仕事。無理やり凹凸を削ってはめても特徴のあるチームは作れない」


○日本はベスト4を狙えますか?

南アフリカの抽選会では岡田監督がファンマルバイク監督に忘れられていたと帰国後に怒っていたようだが、オランダのメディアは日本を問題視していない。記者たちにグループリーグの結果予想をしてもらうと、日本は8割方4位に挙げられた。彼らが危険視するのはポルトガルやスウェーデンを打ち破ってW杯に出場したデンマークで、日本戦は単なる通過点に過ぎないと思っている。そんな日本代表の目標がオランダと同じくW杯ベスト4進出なのだと言うと軽く失笑されてしまった。



スペインに怪我人が多く、南米もイマイチ迫力に欠ける現状を鑑みると、実はオランダがW杯に一番近いのかもしれない。

また、準ホームのカメルーンも今まで以上の力を発揮してくるだろう。

岡ちゃん、本当に勝つつもりなの?

岡崎のワントップに大久保とか玉田で大丈夫なの??