今月渡航予定は、香港と広州。
広州は、去年のコーカサスの旅の際に、
広州乗り換えをしたので、空港と付近の宿に1泊しただけで、
街歩きは皆無。
今回は香港から新幹線で広州往復の予定。
ここでも何度か言っているが、私は民族とか民俗とか民具が好きで、
つまり土着の民族の生活が一番心躍るのだが、
今回は1930年代あたりの、広州、香港、上海のハイソサエティの方々の
生活を垣間見る、というテーマで旅をしようと思っている。
清代は交易を広州に限定していたので、その流れで1900年代に入ってからも
外国とのつながりは大きかっただろうし、その後、交易は香港や上海にも広がったので
その地で、中国のオリジナル文化と西洋の文化が合わさった新しい文化を、
ハイソサエティの人々はどうやって楽しんだのかを見てみたい。
衣食住の中では、食と住に関心がある。そして、嗜好品。
具体的には、どのようなインテリアや食器で、どのような食事を楽しんだのか、
嗜好品はどのようなものだったのか、そのお道具はどのようなものだったのか。
その時代をうまく描いている映画を見るのがはやそうだが、
ネット上で無料で公開しているものは無さそう。
AIに聞くと、外国の食器は主にイギリス製だったようで、
洋食器に銀のカトラリーを使って、あえて中国料理を盛り付け、
逆に廣彩(広州織金彩瓷)と呼ばれる磁器に様々な色絵や金彩を施した食器に
西洋料理を盛り付けたり、清代の粉彩(柔らかな色合いの磁器)に
中国菓子を盛り付けたりして供したようだ。
清代の見事な磁器は、その家の伝統と格式のアピールでもあったらしい。
食事の後は、女性は麻雀、男性はシガーを嗜んだと言う。
麻雀の打ち方とか、手が動くときに一番目立つように中指に指輪をはめるとか、
そういうお作法や見栄もあったらしい。
麻雀牌も、きっと象牙と竹製だろうか。
シガーも恐らくお道具が凝っていて楽しそうである。
そんな約100年前の生活の一部を見てみたいな、と考えている。
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