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そしてその嫌な予感は的中した。
たまたま最前列付近にいたこともあり、地元キューバ人から「どこの国から来たの??」って質問を受ける。
「ハポン」
そう言った瞬間、ステージ上のMCに向かい「ここにハポネスがいるよーーーー!!!」と大手を振りながらアピール。
キューバを一緒に行動していた5人のうちの1人、さくにゃろう氏ことタケルくんと舞台に半ば強制的にあげられ、日本の曲(なんの曲だったかは忘れた)にあわせ踊る。
曲が終わった瞬間なぜかさくにゃろう氏だけステージを降ろされ、僕はステージ上に取り残され6番のゼッケンを付けさせられる。
どうやら男女一組でやるようで、これまたランダムに選ばれたキューバ人の女性とペアを組むことになった。
スペイン語がまだまだ未熟なのでほとんどMCの言ってるゲーム説明が理解できない。
ペアを組むパートナー(名前忘れたのでクバーナちゃん(仮名)としておこう)と英語とスペイン語を交えながらゲームの内容を聞くと、クバーナちゃんは一言
「踊れ」
そうこうしている間に曲がスタート。
何小節かごとに曲調が変わり、その都度クバーナちゃんは
「これはサルサよ」
「次はチャチャチャ、踊れる??」
と説明してくれる。
わたくし基本的に4つ打ちしか踊れないんですけど…
ステップなんか知ったもんじゃない。
ただ目の前の女性を愛することだけ考えて踊った…
なんて余裕は全くない!!久々にどえらく緊張したー。
このダンスは予選のようなもので、決勝に進めるかどうかは観客の声援にかかっている。
えーとサムライJAPAN…
まさかの決勝リーグ進出!!
決勝のルール説明がなされるが、やはり内容がいまいちわからない。
ステージの上に新聞紙が置かれ、クバーナちゃんにルールを聞くとまた一言
「耐えなさい」
わかりました耐えましょう。
二人で新聞紙の上に乗ると音楽がスタート。
一人、また一人と脱落するなか、回を重ねる度に新聞紙は折りたたまれ小さくなっていく。
冷静に考えれば「新聞紙」「踊り」「耐えろ」というキーワードがあれば、「新聞紙が破けたら負け」とか「はみ出したら負け」ということが簡単に思いつくだろうけど頭は真っ白、ただ全力で踊るのみ!!
最後はクバーナちゃんを抱きかかえながら片足(踊れるわけがない)になったところで敗北!!
優勝は出来なかったけど、商品のビール数本をゲット!!
物がないキューバからまさか物資を頂くなんて…。
こうしてキューバでのクラブ活動は幕を閉じたのでした。
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