本来なら9日にはインドを発っているはずだったのですが、チケットをキャンセルしてインド滞在をちょびっとだけ延長することになったのは先日お伝えしたとおり。
そのときにも書いたとんでもないイベント、そろそろその日が近づいてきました。ちょっとバンコクまで話を戻して、今日はその話。
カオサン近くの公園に涼みに行ったときのこと。
フランス人ジャグラーがジャグリングの練習をしていて、それをぼけーっとみていたらいろいろ話をするようになった。
「このあとインド行くんだー」って俺が言うと
「インドのハルドワールって場所で12年に一度のfuckin' greatなギャザリングがあるらしいよ、すげーらしいよ」と彼。
調べてみると、ヒンドゥー教の4つの聖地それぞれで12年に1度、3ヶ月半に渡って行われる地球上で最大規模の宗教行事らしい。
訪れる参加者はのべ5千万とも7千万とも言われてる(ちなみにディズニーランドとシーの合算年間入園者数は約2,500万人)。
現地の新聞を訳した情報によると…
開催ー1月14日~4月28日
セキュリティー
インド国軍人ー2万人
警察ー1万1千人
医者ー276人
診療所ー39箇所
病院ー6箇所
救急車ー70台
宿泊施設
テントー1,913個
ベッドー12万個
ハリドワールのホテルー270箇所(すべて満室)
人口
今回の予想訪問者数ー5,000万人
予想訪問車数ー1,000万台
ちなみに初日(1月14日)の新聞記事のリポートを要約すると…
《ハリドワールに多くの巡礼者が来て沐浴。
オーム・カーシンさん(35歳職業は農家)はカシミール地方(800キロ)から沐浴しに来て、
「僕の沐浴の夢がかないました」と話して下さいました。
ですが、ガンガーサガル(ベンガル地方)の沐浴会場では積み木倒し状態になり、17人の方が死亡する事件も起きています。
寒いにもかかわらずそれだけ多くの沐浴場に人々が参加していると言う事です。》
…す、すげえ。規模が違うし僕の沐浴の夢って…。この記事の通り、毎回人が殺到し将棋倒しで人が何十人も亡くなってるそうだ。
その祭の名はクンブ・メーラ、以下ロンプラより引用
ヒンドゥー教の創生神話によれば、神々と悪魔はその昔、不死の霊液が入ったクンブkumbh(水差し)
をめぐって激しく戦った。そしてヴィシュヌ神が容器をつかみ取り持ち去った、その時霊液のしずくが4滴
地上に落ちた。その4つの場所が現在のアラハバード、ハルドワール、ナースィク、ウジャイン
なのである。そして聖なるしずくに選ばれたこの4つの町は3年ごとに持ち回りで幻想的な祭りを主催する。