実業と虚業の差がわからないというヤフーでの質問がありました。

 

『三省堂大辞林』では、

「実業」を、「農業・工 業・商業・水産業などのように、商品や原料の生産・売買に関する事業」とし、

「虚業」は 「投機相場などのように、堅実でない事業」と定義していました。

 

さらに国際経営コンサルタントの浜口直太さんという方がブログで

虚業」と「実業」の違いを明快にのべておりました。

これが一番しっくりいきました。

 

「虚業」と「実業」の違いをはっきり区別するのは、非常に難しいと思いますが、私なりの区別の仕方があります。正しいかどうかは別にして、ポイントはカバーしているつもりです。その区別の仕方とは、世の中のためになっているのか、また、正しく稼いでいるのか、です。この二つが満たされていれば、私は「実業」と見なしています。どんな業種であれ。もし二つのうちいずれか、また両方とも満たされていなければ、「虚業」といえると思っています。要するに、私の中での「実業」の定義は、その事業をすることで世の中のためになり、正しく儲けていることなのです。それ以外は、「虚業」としています。ですから、「実業」は、世の中から評価され受け入れられるため、長期間ビジネスとして成り立つのです。世の中から必要とされているわけですから、価格設定や提供方法を間違わなければ、長続きするのは、当たり前ですよね。

逆に、世の中から批判されたり、長く続かなかったりするものは、「虚業」です。文字通り「業を虚しく」しているのです。世の中に貢献している実体がないのです。(2006-08-18)

 

やっぱり、実業ですかね。

何か最近、虚業が多いような……。

 

 

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