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さかなクンが参院国際経済・外交に関する調査会に参考人として出席。トレードマークのハコフグの帽子姿で持論を披露しました。国会では医療上の配慮や海外からの賓客などを除き、帽子を着用して本会議場や委員会室に入ることは規則で禁止されています。

 

〈議場に入る者は、帽子、外とう、えり巻、かさ、つえの類を着用又は携帯してはならない。但し、病気その他の理由によって議長の許可を得たときは、この限りではない。〉
 

今回、ハコフグの帽子は「品位を欠くものではない」として、特別に認められたということです。

さかなクン「ギョギョっと緊張した。帽子は皮膚の一部と申し上げており、私は特殊な部類かと思うが、お認めいただき本当にありがたい。お魚にもっと興味を持ってもらいたい」


 思い出しましたが、国会での帽子着用については1991年社会党の長谷百合子衆議院議員がベレー帽を被ったまま国会議場に登院し、問題になったことがありました。この女性議員、ベレー帽をトレードマークにしていました。

規則違反に問われても、86年に訪日したイギリスのダイアナ妃が国会を訪問し、帽子を被ったまま議場で演説した例をあげて反論。衆議院議員運営委員会は、ダイアナ妃は国賓であり、式典での着用であるため前例にはならないとして彼女の主張を退けたのであります。土井たか子さんも帽子着用には冷淡な態度を示したため、最終的にはベレー帽を脱ぐぎました。  

 

結局、「品位を欠いた」のは、社会党の長谷百合子議員で、「品位や礼節を欠くものではない」とされたのはダイアナ妃とさかなクンのようでした。

 

 

さかなクン、参院調査会出席…例外的にハコフグ帽子姿

2/12 読売新聞

東京海洋大客員准教授でタレントのさかなクンが12日、参院国際経済・外交に関する調査会に参考人として出席し、トレードマークのハコフグの帽子姿で持論を披露した。

 さかなクンは地球温暖化やプラスチックごみが魚に与える影響を説明し、「一人一人が認識しないと、生態系の問題は改善されない」と述べた。

 参院規則は委員会室での帽子の着用を原則認めていないが、今回は「品位や礼節を欠くものではない」として例外的に認められた。さかなクンは会合後、記者団に「ギョギョっと緊張してしまった。(帽子の着用を)認めていただき、ありがたい」と笑顔を見せた。