『痛み』について、動画で学んでみよう。書き起こしもしてみました。 | 【北堀江・奈良】自然治癒力を高めるソフト整体−ソフト整体BB研究所
こんにちは、伊野波です。


今回は、少しお勉強ちっくな内容ですので一緒に学んでみましょう。


『痛み』についての理解。


というのは、僕たちに施術者にとっても大切ですが、『痛み』で悩むあなたにとってもとても大切です。


というのも、痛みに対しての認識が間違っていれば、


・病院で受ける処置を鵜呑みにしてしまったり、
・薬に依存してしまったり、
・安静にしさえすればよい、



といった具合に、対処の仕方も間違ってしまうため、それではいつまでたっても『痛み』を克服できないからです。


僕は痛みを『敵』だとは捉えてはいませんが、敵を知り己を知ればなんとやらということで、痛みを正しく認識することはとても大切です。


今回紹介する動画は、

ドイツ「こどもの痛みセンター」による教育用ビデオです。


痛みの種類は、

◉急性痛
◉慢性痛


この2種類で、なんとなく経験的にイメージできるかと思います。


この痛みの種類の違い、また特に慢性痛の対処法については、とてもわかりやすく、勉強にもなりますので、ぜひご覧になってみてください。





いかがでしたか?


ぜひ、この動画を参考に、対処の仕方も工夫してみてください。
もちろん、僕もあなたの力になります。


10分ほどなのですぐに観れると思いますが、書き起こししてみました。
動画は後で、という方もこちらだけでも先に目を通してみてください。


【書き起こし全文】

痛みを理解しよう
10分でわかる痛みの対処法

みんな誰でも痛みを知っている。

だけど、痛みはどんな痛みもみんな同じじゃないって知ってた?

痛みには2種類の全く違った痛みがあるんだ。

一つ目は急性の痛みと言って、誰でも一度は経験したことがあるはず。

これは、怪我をした時、例えばガラスを踏んでしまったり、自転車で転んだり、
トンカチでうっかり親指をたたてしまったりした時などに起こる痛みのこと。

傷が大きければ大きいほど、その分痛みも大きくなる。
 
ボクサーの一撃は、友達にちょこっと押されるのより、ずっと痛いよね。

急性の痛みでは、最初が一番痛くて、傷が治ると痛みは和らぎ、そして最後には全く痛くなくなる。

この急性の痛みは、人間の生活にはとっても大切なんだ。

なぜなら、急性の痛みは、警告信号として働いているからなんだ。

ガラスを踏みました。このまますむと傷に汚れが入ってしまうから、一度足をあげてみてみましょうって、警告してるんだ。

もう一つの痛みは、慢性の痛みといって、こっちは本当に複雑なんだ。

慢性の痛みでは長い間ずっと痛みが続いたり、何度も何度も痛みが繰り返したりする。

慢性の痛みは、誰もがみんな経験するわけではないけれど、苦しんでいる人は結構多い。

100人の子供と青少年のうち、だいたい5人はひどい慢性の痛みのせいで学校を休んだり、友達と会えなかったり、深い悲しみに襲われたりしているほどなんだ。

慢性の痛みがちょっと変わってて不思議なのは、痛みがあるのに体はどこも悪くないという所。

治さなければならない傷もないし、体には問題なんかほとんどなくて、どうして強い痛みを感じるのかわからないことなんだ。

だから慢性の痛みに悩まされてるってことは、他の人にはよく理解してもらえなかったりする。
それでも、慢性の痛みは実際に感じられる。

急性と慢性、これら2種類の痛みは、全く違う痛みだけれど、共通点もある。

それは、どんな痛みでも、急性でも、慢性でも、頭痛、歯の痛み、腹痛など、体のどこが痛くても、どんな痛みでも、結局の所、いつも、脳の中だけで起こるっていうこと。

そうじゃなければ、痛みなんて全く感じない。

もし、君が慢性の痛みに苦しんでいるのなら、ごまかしたりせずに、誰かに助けてもらわなきゃだめだ。

では、どうして慢性の痛みが起こるのだろうか?

慢性の痛みは、歌のように、脳が学習したものなんだ。

きっと君も、以前聴いた歌が、望んでもないのに、頭の中で何度も繰り返して離れないっていう体験をしたことがあると思う。

そのように、脳は全く望んでないのに色々と学習することがある。すごいでしょ。

君も、きっとこんな経験があるんじゃないかな。

ひどいなと思うバンドや歌手の歌を思い出してみて。

その苦手なメロディとか、ミュージッククリップ。思い出した?

君はそんな聞き苦しい歌なんかほんとは忘れたいのに、どうしてそれでも思い出してしまうんだろう。

脳はポジティブで快適なことだけじゃなく、マイナスなことも学習してしまう。

何を学習するかは、その時の感情ととっても深い関係があるから、もし君が、何かを最低だって感じるなら、君の脳はそれを覚えてしまう。

例えば、頭が痛い時、ちょうどその時、同時に悲しかったり、誰かのせいでイライラしていたとしよう。

まさにその時に、君の脳は頭痛を特別によく学習して、君はその頭痛をしっかりと記憶することになる。

そしてまた次に悲しい時、あるいは誰かが君をイライラさせる時に、その頭痛がもしかしたらまた起こるかもしれない。
そして痛みはもっとひどくなって、そのうちずっと頭痛が続くようになってしまう。

脳はどんどんどんどん痛みに対してさらに敏感になっていく。

そうしていつか、今まで全く痛みを起こさなかったものまで、痛みを引き起こすようになってしまう。

例えば何気なく足を動かした時や、首の筋肉がこった時、ちょっとお腹の調子の悪いときなど。

突然そういったもの全てが痛みを引き起こすようになってくる。

時に痛みはほんとに強くなり、そのせいで君は体のどこかが悪いのだと思ってしまうかもしれない。

だけれどそうじゃない。

さっき話した急性の痛みと違って、慢性の痛みは体はどこも悪くないのに起こったりするんだ。

ほんとに難しい問題だよね。

いったいどうしたらいいんだろう。

一番いいのは、慢性の痛みを忘れること。

脳からすっかり消し去って、痛みのことなんか考えないこと。

だけど、残念ながら、これを実行するのはゆうほど簡単じゃない。

痛みは脳に記憶されて、簡単に手術して取り出すことなんてできないし、もちろん忘れる為の薬もない。

つまり、手術や薬は慢性の痛みにはほとんどの場合は効かないんだ。

それでも薬は例えば、偏頭痛のようなある一部の種類の痛みにだけは有効だ。

けれどもその場合、君はお医者さんに、どのようにその薬を飲むべきか、きちんと説明してもらわなければならない。

だけど、何度も繰り返し起こる痛みや、長く続いたりする痛みの場合、たいてい薬が全く効かなかったり、それどころか実は逆に、害になったりすることもある。

では、何が慢性の痛みに効果的か。3つのポイント。

まず1つ目のポイント。

ネガティブな気持ちや、ストレスは痛みを強めたりする。

だから、ネガティブな気持ちやストレスを減らすことはとても大事なことなんだ。

何がネガティブな気持ちの原因になっているのか、何がストレスになっているのか、よく観てみよう。

もしかしたら学校が合わないのかもしれない。

それとも趣味が多すぎて、自分自身と向き合う時間がないのかもしれない。

両親が喧嘩していたり、あるいはもしかしたらただたんに原因がわからないけれど悲しいのかもしれない。

それから、誰に体を触られたくないのに触られたり、あるいは学校でいじめにあっていたりと、そのようなことが原因かもしれない。

それとも、なにかが思うように上手くいっていないのかも。

こういった問題は、多くの場合、一人では解決できなかったりする。

だからそんな時、手を貸してくれる人たちが君の周りにはいるはずだ。

それは両親だったり、友達や親戚だったり、それともお医者さん、担任の先生、学校の心理士、それから電話相談というのもある。

とにかく助けを見つける方法は、実はいろいろある。

2つ目のポイント。

脳が痛みを記憶してしまったということは、その痛みを再び忘れることもできる。

一番いい方法は、脳が他の全く違うことに没頭して、痛みをそらしてくれること。

これには簡単なトリックがあるのでやってみよう。

「あ」で始まる名前のミュージシャンを想像してみて。

思いついた?

では、「い」で始まる名前のミュージシャンは?
次は「う」、そして「え」、「お」っていうようにひらがな全部順番に探してみて。

これは気を紛らわす為の「あいうえお」といって、他にもたくさんこういったテクニックがあるんだ。

インドの僧侶は、針の上に座るのに、こういったテクニックを利用したりもする。

一人でこうしたテクニックを学ぶのは難しいから、誰かに教えてもらうといい。

ペインセラピストは、その為にいるんだ。

3つ目に、楽しいことでも、しんどいなって思うことでも、自分でやろうと思ったことを、慢性の痛みのせいでやめないこと。

しっかりスポーツをして、学校にも行って、目的を達成する努力をして。

そして、友達と一緒にいるのを楽しんで。

急性の痛みは、多くの場合、少し休むとよくなるけれど、慢性の痛みは、休めば休むほど、どんどんひどくなる。

だから、活発に生活して、痛みを克服しよう。

では最後に大切なポイントを簡単にまとめると、慢性の痛みは、脳に記憶された痛みだから、横になったり、休憩したりしても治らない。

一番いい対策は、今ある悩みを解決すること。

気を紛らわせることによって、慢性の悩みを脳から忘れさせること。

そして、毎日活発に生活すること。 

そしてもし一人でやって上手くいかない時は、誰かに助けてもらうことも、躊躇しないでね。

制作
ダッテルン、フェストこども青少年病院 ドイツこどもの痛みセンターヴィッテン/ヘアデッケ大学



以上です。

それでは、最後まで読んで頂いてありがとうございました。

今日はこの辺で。


【近日公開】
つい力が入ってしまう。緊張してしまう。そんな人には必見です。
『力を上手く抜く方法』という動画が間もなく出来上がりますので、近日中に公開します。

こちらもぜひお楽しみに~。



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