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日頃、「若い」とか「スマート」とお世辞を言われるたび、素直な応対ができない見栄っ張りの自分だが、独り秘かにほくそ笑んでいた。
─食生活には気をつけてるからなぁ···
そんな自己満足に浸っていたが、安穏としていられない状況になってきた。

半年毎の定期検診の結果が出た。
腹囲が90.1cm⁉
前回から+2cm。
よくもここまで、だらしなく肥大したものだと、苦々しい思いで一杯だ。
前回の計測時には+6cmだったが、あまりの急激な変動量に信じられない気持ちが強かった。
その前から気になっていた体重が、簡単な食事制限で-2kgを果たしていたので、『一過性』のようなものとタカをくくっていた。
それでも、何の対処もしなかった訳ではない。
毎日とはいかないまでも、腹筋運動を一日100回以上に増やした。
だが、効果が全く無かったことになる。
短時間で行う集団検診なので厳密な数値とは言えないかもしれないが、それにしても、一年前と比べて+8cm···
人生で初めて直面した体型の変貌に、正直、戸惑いを隠せないでいる。
そこで、今までは大雑把にしか把握していなかった検診結果を、今回は自分なりに分析してみることにした。

所見によれば、他の項目(血圧や脂質など)の数値はほぼ正常なので、今はメタボとは言えないとのこと。
一年前に80kg近かった体重は-4kg。
ベストにはあと2kg強減らしたいところだが、BMI値は改善されている。
炭水化物の摂取量を減らしたことが功を奏したらしい。
ただ前回の脂質の項目を見ると、LDLコレステロールの値だけがわずかに基準値を上回っている。
どうやらこの辺に問題がありそうだ···
通常の食事を振り返ってみるが、要因となりそうな過不足は思い当たらない。
─腸内細菌?···
 基礎代謝が弱まってるせいか?
そんなことに考えを巡らせるうち、あることに思い当たる。
─間食だ⁉
思い返せば、毎日のように菓子類を間食している。
しかも、炭水化物を減らしてから量が増えているような気がする。
摂取カロリーには気を配っていたが、脂質のことはあまり気にしていなかった。
やはり「過ぎたる··· 」はマズイ。
加齢により様々な機能が減退してきている今、より綿密な体調管理が必要なことを痛感した。

即日『禁○○』とか『断○○』のようなストイックなことは、今の精神状態ではできそうもない。
徐々に減らすことにして、同時に、値を下げる食材を増やしていこうと思う。
調べると12品目くらいあるが、幸いなことに苦手なものは一つもない。
運動量も増やしたいところだが、体力面、時間的余裕を考えるとあまり現実的ではないか?
いずれにしろ、継続することが第一と考えている。
それにしても、体型の変貌ということも侮れないものだ。
そんなことをしみじみと考えさせられた一事だった。