アンダーカレント | ペンギンの日記

アンダーカレント

アンダーカレント アフタヌーンKCDX/豊田 徹也
¥980

淡々と続く日常、失踪した旦那。そして新たな登場人物、淡々と、ほんとに淡々と進むストーリー。コマ割が映画的で空間で読者を惹きつける「間」がある漫画。ぜひ、映画化してほしい作品。誰か映画化しないだろうか。作者は小説的、いや、映画を一本撮る感じでこの漫画を描いたのではないかなって思わせられました。短編の漫画としてはここ最近の中で秀逸。仕事ばっかじゃ駄目ですね。反省。

この漫画は、映画「水の女」と見比べながら読むことをお薦めします。「水の女」のオマージュ的な作品に仕上がっています。共通点は、舞台設定の銭湯と、菅野よう子ってとこでしょうか。菅野よう子といえば、「Cowboy Bebop」がとてもかっこ良いと思いますが、「水の女」の音楽もなかなか良いです。個人的な意見ですが、「水の女」を見てからこの漫画を読むと、いっそう味わい深さを感じるかもしれません。

最近やっと鬼のような忙しさから少しだけ解放され(まだまだ忙しい日々ですが)、少しでも書いてこぉと思います。