ひとくちに【キーボーディスト】といっても、色んな傾向があるわけで。
子供の頃、ピアノ→エレクトーンという遍歴を歩んできたので、どちらかといえば【ライトタッチ】な鍵盤を好んできました。YMOの洗礼を受けた世代としては、そこからシンセに傾倒するのはごく自然な流れだったともいえるでしょう。
それ以来、【キーボード=ライトタッチ】という認識で来ました。
ところが、プロを名乗る以上、そうも言ってられなくなります。
まだほんの駆け出しの頃、とあるレコーディングでピアノ音色を要求される場面があり、シンセのピアノ音色(とはいえ、デジタル録音されたものなので、それなりにリアル)でいくか、生ピアノでいくかという二択になりました。
何としても(笑)生ピアノを避けたかったので、あれこれ音色を並べて、シンセの素晴らしさをアピールしたものの、満場一致で敢えなく却下。翌日の録りの時には、広いブースの真ん中に、マイキングされたスタインウェイ(※ピアノのブランド名です)が待ち構えてました(--;)
さて、週末に控えたJ.T.B.。
JOURNEYのジョナサン・ケインは、ピアノベースのキーボーディストなので、ほぼ全ての曲でピアノの音が聴かれます。【Open Arms】他、ピアノからはじまる曲も山ほどありますよね。些細なミスタッチが命取りになるという大プレッシャー。
ピアノに苦手意識を持つ俺のうろたえっぷりも含め、必見のLIVEとなることでしょう。
残席僅か!是非。
