古本 | ほんの思い出

古本

前回、北杜夫を久しぶりに検索したと書いた。
そういえば、古本屋へ久しく行っていない。


新刊も古本もネットで買うことが多くなった。
昔は1日かけて古本屋巡りをしていた時期もあった。


『古書店地図帖(全国版)』(図書新聞社/1972年10月/800円)

72古書店地図帖 
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関西だったので、大阪・京都を回っていた。
当時、神保町はあこがれの町だったのに、東京に来てからはほとんど行っていない。
何事にもタイミングというのがあるものだ。


そんなとき新刊書店でこんな本と出合った。
『古本道入門』(中公新書ラクレ/岡崎武志/2011年12月/820円)

2011古本道入門 
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なんとなくタイムスリップをした気分で読んでいると、その中に
「コラム・達人に学べ!」の2人目に「紀田順一郎」と出ていた。

「古本のことを文章に書くのは、学者か一部の好事家だけの狭い世界だったところに、書誌と出版文化、それに幻想文学やミステリの知識をふんだんに使って、いきなり視野を広げたのが紀田順一郎。」


本当にタイムスリップをしてしまった。
紀田順一郎は幅広く数多くの文章を書き、本も多く出版しているが、私もその一端に影響された一人。

思い出は、次回に。