いやー、かなり久しぶりの投稿になってしまいました。
それでも見てくれている方がいらっしゃる事に感激しております。

さて

ここ最近、20代くらいのお客様から
髪を黒くしたいという要望が多いです。

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髪を黒くしてほしいと言われたら
ほとんどの方が「黒染め」をイメージすると思いますが…

その【黒くする=黒染め】
という認識は失敗を招きます。


◇どういう失敗?


・黒くなりすぎて、不自然になる。
・しばらくして明るくしようとしても、明るくならない。
・ブリーチを使ってようやく明るくなったけど、汚いオレンジ色になった。
・明るくしようとしたけど、ムラムラになってしまった。


黒染めをしたことで
こういう経験をされた方が多いです。


一度でも黒染めをすると
正直なところ、美容師といえど
もう一度キレイに明るくするというのは
ほぼ、不可能だと思います。

濁ったようなオレンジでも均一に出来てれば上出来といった感じです。
これほど【黒染め】はリスクが大きいのです。



◇黒くするにはどうすれば良いのか?

では、失敗しにくい方法があるのかというと…あります。


それは黒染めを使わず見た目を黒くする方法です。


私が実際行っているものとして
●暗染め(くらぞめ)をする
●白髪染めを混ぜる
●白髪染めだけで染める
これらの方法があります。


どういうことかと言うと

カラー剤には種類があり、代表的なものに
≪おしゃれ染め≫と≪白髪染め≫という二種類のカラー剤があります。


おしゃれ染めは
髪の毛を明るくしたり、鮮やかに色味を表現することが
メインなので明るくする為の
メラニンを脱色す成分が多く
他に比べ色素は少なめです。


白髪染めは
白髪を暗くするのをメインにしているので
色素を多量に配合していて
脱色する成分が少なめになっているのです。

≪おしゃれ染め≫と≪白髪染め≫は
全く正反対の目的を持っていますが
成分的にはあまり変わりません。


そして
おしゃれ染めの暗い色で染める事を
先程お伝えした【暗染め】と言います。

暗染めで黒くする事で
・黒ではない自然な暗さを表現できる
・後から明るくすることも可能(色が抜けやすい)
・ダメージが少ない
といったメリットがあります。

ですが、ハイトーン(ブリーチ毛など)には
一度で暗くならないこともあったり
染まっても、すぐに色落ちするというデメリットもあります。

逆に
すぐに落ちては困るという方や
出来るだけ黒にしたいという方に対して
【白髪染め】をオススメしてます。

白髪染めを使うことで
・ハイトーンの方も自然な黒さを表現できる
・ハイトーンの方も黒さを長期間保てる(色が抜けにくい)
・黒染めをするよりも自然褪色してくれる
というメリットがあります。

この2つの方法を行うことにより
自然な黒を表現することをでき
後日、明るくするとしても
ムラになる可能性が減りますし
それなりの明度を求めることも可能になってきます。

どちらにしても
次に明るくする予定があれば
それに合わせて色素量を計算しておりますので

仰った予定よりも早く明るくすることがあれば
まだ色素が残っているので
明るくなりにくかったりもします…。


ヘアースタイルというのは
ほとんどの方がある日急に「こうしたい」と感じるような
衝動的なものだと思うのですが

ヘアカラーにおいては、これまでのカラー履歴が
今回の仕上がりにかなり影響するので
計画的していく事をオススメいたします。

これを読んだことで
お客様が思い描く色になれますように。

長文でしたが
お読みいただきありがとうございました。

森口


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