自己啓発十訓(谷口碩志氏) | 清話会

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谷口碩志の「会社は人から」第36回
自己啓発十訓

谷口碩志氏 (クリエイトマネジメント協会代表取締役)

社員教育を中心としたコンサルの世界に入りまして40余年になります。

「企業は人なり」----私は仕事として長らく携わっていますので当然の事ですが、「企業はまさしく人そのものである」ということを痛切に感じます。

公開合宿研修、一社単独研修などで実際に現場において研修生と一緒に寝食を共にして研修のお手伝いをしていますと、「人」つまり人財の育成は、企業存続に取って一番大切な要因であると強く思います。

しかし人づくりは100年かかるとも言われ、川の流れに字を書くようなものであるとも言われています。

どうしても企業は目の前の成果を問います。企業経営をする上で当然の事であり、人づくりは後に回すと言う現実です。

我々が進める研修では「職場と人生の関わり合い」を確認して、人生に対して生きる欲、つまり、マズローの人間の欲求5段階説の最高位に位置する「自己成長の欲求」を、各人がどのように持つかという度合が、企業経営存続盛衰の生命線のように思われます。

ここにご参考までに「自己啓発十訓」として述べてみます。
             
■自己啓発十訓

1.ものの見方、考え方を常にプラス発想、プラス思考、陽転思考に変えよ。

2.信念、自己暗示など心の9割を占める潜在意識を顕在意識に高めよ。

3.夢・ロマン・志を掲げ、具体的目標をたてよ。

4.逆境とか苦難こそが、神様から与えられた最大のチャンスである事を知れ。

5.よい本、よい人、よい物に積極的に触れ 派動を合わせ接近せよ。

6.「時は命なり!」----時を最大限活かし 己に打ち克ち 今この瞬間に命を掛けろ。

7.専門知識または人にないものを何か一つ持ち、秀でよ。

8.世の中には 先人の知恵と汗で創り上げた成功哲学が存在する。それを活用せよ。

9.常に問題意識・気づきの能力を養い、そしてそれを人生に活用せよ。

10.今おかれているどのような立場・環境にも感謝の念を持ち、果敢に挑戦せよ。

以上、俗に言う「ヤルキ」「モチベーション」の心の部分ですが、つまりこのような人生を歩んで行く上での「幸せ論」「自己啓発論」と「職場との関わり合い」を どのようにリンクさせるかと言う点が、企業盛衰の判断基準のカギと思われます。



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清話会 谷口碩志
 (たにぐち みつゆき)
昭和18年5月大阪市生まれ。昭和42年関西学院大学卒業後、3年間の商社勤めから経営コンサルタント会社へ転身。約9年間在籍、その間海外の企業実態調査のため欧米・中南米・アフリカ・共産圏・東南 •アジア諸国など40数回の渡航歴を数える。昭和53年、経営コンサル会社を創設、代表取締役に就任。

・クリエイトマネジメント協会 http://www.cmajapan.co.jp/

・谷口社長のブログはこちら http://blog.livedoor.jp/senba206/