日本再生 (谷口碩志氏) | 清話会

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谷口碩志の「会社は人から」第14回
日本再生

谷口碩志氏(クリエイトマネジメント協会代表取締役)
               
こんにちは
世界史上に例のない大変な事が起こりましたね。

日本そのものの国体が問われるようなそんな巨大地震で時間の経過と共にその大地震の及ぼす影響は計り知れないですね。
東北の方々には、犠牲者のご冥福をお祈りすると共に強く哀悼の意を表します。

3月11日は世界の歴史に刻まれる日になるでしょう。
皆様方は 如何でしたか。ご関係各位の方は如何でしたか。
謹んでお見舞い申し上げます。

私は大阪府の枚方市(ひらかたしと読みます)に住んでいます。
昔は秋の時期はひらかたの菊人形で 全国的までもいかないにしても結構有名でした。NHKの大河ドラマの主人公を中心として菊人形が飾られ 菊作りの通の方には好評だったようです。

その行事も遊園地そのものが 衰退の一途を辿り ひらかたの遊園地もご他聞にもれず少子化の影響もあり そのあおりで10年前に菊人形も中止になりました。 

清話会 前置きがながくなりましたが、あの16年前の阪神大震災の時 私は私の家内のお父さんが亡くなられたので 石川県の大聖寺に葬儀に出るために帰っていました。

忘れもしません。お通夜の朝方でした。私自身体験したことのない大きな揺れを感じました。親戚の方々は 終戦後の昭和26年頃かに 福井の大地震を経験されていたので 震源地は また福井かも知れないとの話でした。

そして葬儀が進んでいく間に 震源地は神戸との情報が入りました。 これは 金沢の近くでもこれだけ揺れるということは 相当大きな地震であると直感しました。

その日の昼から 早く対応しましたので 何とか雷鳥(北陸本線)に乗り帰ることができました。(夕方から止まったそうです) 親戚の方がたからは 家が崩壊もしくは 備品等など 散乱しているかも知れないので気をつけてとの事。私は 車中の3時間は 心配性が顔を出しまして 家の崩壊・半壊も覚悟して気もそぞろでした。

当時はまだ携帯がなく また両親の家に安否の確認をしようにも全く電話が通じず 不明で 様子が判らず ますます大変不安な心境であつたことをまざまざと今 思い出します。

家(枚方)に着いたとき 無事に家が立っていたのでまずはほっとして、そっと入口を開けました。色々な備品が散乱し、又 食器棚のガラス食器も大分割れて床に落下していましたが大きな被害がなく、ほっとした記憶があります。

ただ、2階の部屋はタンスの上から備品が散乱して 壁に大きな筋が何箇所か入り これは大きな地震であったなと思いました。 なにを申し上げたかったといいますと 神戸が震源地でありながら その揺れが300~400キロ離れている金沢でも大きく揺れたと言うことです。

今回は震源地は東北です。

その揺れが大阪で感じるということに 慄然としこれは相当の予期せざる大きな地震であることはそのときの体験で推測できました。

しかし ツナミの件は全く予想できず その恐ろしさは 数年前のインドネシアでのツナミ怖さを映像で判っていたとしても 余りにも身近な惨状に何度涙したか わかりません。見るのがつらく 思わずチャンネルを変えたりしましが、どこも同じ映像にテレビを消して冥福を祈るときがありました。
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今回の現状は これからの日本そのものの自体の国運を左右するほどの惨状です。
天皇陛下の心から発せられるお言葉に思わず涙が溢れました。

目に見えるツナミの惨状と目に見えない原発の恐怖と 両面よりの厳しい現実に これからの日本の行く末の舵取りは非常に厳しいものがあります。

しかし、今世界各国からの励ましの声と共に 日本国民のこの被災地の方々の冷静な、けなげな、そして人間性を失わない対応に賞賛の声が殺到しています。

日本人は世界史上、例のないこの未曾有の難局を必ずくぐりぬけるであろうとのコメントが圧倒的です。

その事云々は別にして、日本は素晴らしい国です。
又 素晴らしい国民です。

一致団結して1億3千万人の 私達一人一人が心をあわせ 日本再生・国づくりに天皇陛下が賞賛されました雄雄しく逞しく前進していきたいものと心より思います。 

そのためには一人一人が今 なにをなすべきか。

それぞれの出来る現実のことを一歩おし進めてしていく事が、今、日本に取って大変大切で 求められている事と思います。

ヤシマ作戦・(TVアニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する作戦名)
電力不足が深刻なので個人の一人一人が使わない電気のコンセントを
   抜くなどして節電に努力する。
        
ウエシマ作戦・(どうぞどうぞの上島竜平さんから)
   買占めをやめる運動

と命して 個々人が出来る事として動き出しました。

今回の大惨事はけしてひとごとではなく、だれにでも起こることであり、そのためにも 私達にとって今一人一人がなにをなすべきか、 又何ができるのかを考える時のように思いますし 日本を再認識するときのように思います。

そして 日本再生の国づくりに貢献していきたいとの思いを強く持ちながら終えさせていただきます。