教え合う

教えあって生徒さんたちは、茶壷の紐を結んでいた。

結び方も難しい。

覚えていることも教えるとより正確に覚えるものである。

私は見ていて微笑ましい気分になった。

教えることの楽しさも生徒さんたちは学んでくれているようだ。

少年が壺の結びの真、行、草と結んだので見て欲しいという、自身ありげである。

なるほど、上手に結んである。

今までで一番のよい出来だ。

写真に撮っておくことにした。

だんだん、壺荘付花月の日が近づいてきた。

一段と生徒さんは壺の結びに熱が入る。