デビューと入っても茶入れのことである。
今日始めて唐物のお稽古に使った。
大名物写しの利休丸壷である。
扱いが今まで使っている文琳に比べてどうかと心配したが、皆さん上手に使ってくれた。
昔は唐物の写しの茶入れは買ったことがなかった。
あくまで自分の手と目で良い作と思ったものしか買わなかった。
今回初めて写しの茶入れを買った。
これで2箇所同時に唐物もお稽古できる。
今まで使っていた唐物の文琳の茶入れは一度真上から釜の蓋が落ちて粉々になった。
その破片を妻が器用に繋ぎ合わせて修復した。
30年使っていて、艶が出てピカピカに光っている。
やはり、茶道具は使って良くなるのだ。
この丸壷も皆が使ってくれるともっと良くなるだろう。
お道具のよさは本当は使ってみないと分らないものだ。