所得税の均等割課税はいかがでしょうか? | 窓際税理士の事件簿

所得税の均等割課税はいかがでしょうか?

所得税や住民税は本来、所得に課税されるもので、所得が無ければ税金は0円が原則ですが、


住民税には均等割というものがあり、所得が無くても最低限の課税金額があります。


※東京都の場合、都民税1,000円+区民税3,000円=4,000円

  特別の場合には均等割りが免除される人もいます。



一方、国税である所得税にはこの均等割りという概念はありません。


したがって所得が無ければ税金は0円なのです。



所得税にも均等割りを課税すれば広く国を支える税負担になると思うのですがいかがでしょうか?


たとえば、復興税を考えますと、所得税に2.1%などというめんどくさい税率を設定して


給与の源泉所得税の税率も変更になったり、報酬料金の源泉徴収税率が10.21%に変更に


なったり、・・・・・


いろいろ面倒な計算をさせて、税収としては、復興所得税の試算は495億円です。



復興に国民みんなが協力する方針なら、成人1日、年間1,000円の均等割を徴収すれば、


1,000億円の税収があり公平のような気がします。


徴収システムも、住民税を課税している市区町村が、国に代わって住民税の均等割りと一緒に


1,000円を徴収して国に納付すればコストも少なくて済みます!



まあ、所得に関係なく全員1,000円というと不公平という声も聞こえてきますが、そもそも


住民税でもある考え方ですからそこは国民全員でのカンパの気持ちでどうでしょうか?



また、低所得者の負担増とかいう人もいますが、携帯電話代に月額数千円も支払っている人


達に、年間1,000円の負担はできると思うのですがいかがでしょうか?