次元が違うと何故怖い? | 前世が出てきてコンニチハ

前世が出てきてコンニチハ

ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

皆様、ご無沙汰致しておりますが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

原稿と打ちたかったのに、「げんこう」が最初に出て来た感じが減公でした。アニキーッ!

私が勤める病棟では患者さんが亡くなる事はほとんどないのですが、それでも半年に一度くらいはあります。

だからこそ余計に感じるのか、霊安室から戻って来るベッドはいつもオーラが「霊安室」なような気がしてなりません。オーラが怪しいので(と言ったら失礼なのかも知れませんが)、あーっ!もしや!と思うので、他の人に聞くとやはり霊安室から戻って来たベッドなのです。

 

しばらくすると元に戻るのですが、どうも霊安室の独特な異次元オーラがまとわりついている気がするのです。

 

同僚に話しても理解はされません。かと言って否定されるわけでもなく、

「霊感系?」

みたいな事を言われたり、

「今度そういうベッドがあったら観察してみる」

と言っていた人もいました。

 

霊安室に入った事の無い人には伝わらないのですが、だから霊安室なのです(だから意味分かんないっての)。"kylrum"霊安室と言うのは意訳であって、直訳すると「冷蔵室」で、身もフタもない気がしてなりません。霊に「安」を付けた所に日本人の死者に対する労りを感じるのは、私が日本人だからというだけですね。

 

薄暗い霊安室に入るのは、決して楽しいものではありません。人間は誰でも将来100%の確率で「遺体」になるのに、どうして遺体はみんな怖いのか?それは死者が「異次元」の住人だからなのではないか?と思いました。

 

先週緊急で夜勤に入ったのですが、今は夏休みでスタッフの数が少ないので病室の半分は空室にしてあります。一緒に夜勤をした同僚のCが、

「空室が(霊的な意味で)何か怖い」

 

と言っていました。私には彼女の言いたい事が凄くよく分かります。

Cは今日は死者と会話していた患者さんの事を話していました。

 

C曰く、アニータ(患者さんの名前。仮名)は死んだ人と話をしていて、それがこないだ病室で亡くなったスヴェン(仮名)と同じ名前だったから、スヴェンと話していたんじゃないかと思って薄気味悪かった」

のだそうです。

 

私はアニータの事が分からないので何とも言えません。アニータは認知症が入っていたとか、薬の副作用や膀胱炎で毒素が脳に回って少しおかしな事を言っていたのかも知れないし、本当に死者と話していた可能性もあります。

 

私はエミリーの体験から死者と話す人が恐いとは思わなくなったのですが、異次元空間はやはり不気味です。では何故次元が違うと怖いのか?自分の理解が及ばない世界は怖いと言う事なのかも知れません。別にあの世の事でなくても、自分とかけ離れた生活をしている人の中にポコッと入ったら居心地が悪いのと同じなのかも知れません。

 

そして、霊安室から戻って来たベッドの別次元オーラが理解されないより、

「釜愚痴ホモ恵って良い名前だよね」

と言うのが理解されない方が悲しいでつ。