ここまでのあらすじ(第10話~第15話) | 前世が出てきてコンニチハ

前世が出てきてコンニチハ

ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

ひとみの突然の心停止の報告を、ひとみが収容された病院より報告を受け、母の雅子は尾道から急遽上京をした。雅子は主治医のゴウノドリより、ひとみの突然心停止の原因はブルガダ症候群の疑いもあり、家族の中で若い年齢で心停止した人がいないかどうかと聞かれる。治療の方針として、ひとみの体内に心停止や致死性不整脈を起こした時、心臓に電気ショックを自動的に与えるICD(植え込み型除細動器)を入れる可能性もあるとの説明を受け、雅子もひとみもショックを受ける。

 

一方、診察室に呼ばれてもいないのにドサクサに紛れて診察室に入り込んだ前世人格のエミリーは、今回のひとみの突然心停止より、生前エミリーの稼いだわずかなお金で全てお酒を買ってしまっていた夫のフレドリックの心臓を刺して殺してしまおうと台所からナイフを持ち出した事を思い出していた。しかしそれをフレドリックに気付かれ、「警察に捕まらないように上手くやれ」と言われ、愕然とする。

 

主治医ゴウノドリとの話が終わり、ひとみとエミリーが病室に戻ってきた後、ひとみのキャバクラでの唯一の太客である川上と、その部下の山口がひとみのお見舞いにやってきた。ひとみと同室のパトラこと叶美加と川上は同じ前世鑑定の霊能者霊神の元へ通っている「スピ友」の為、川上はパトラとひとみの両方にお見舞いの品を持参。パトラにはパトラのエジプト過去生クレオパトラ(霊神の鑑定)に因んだ、「ヒエログラフ入りクレオパトラパワーストーンネックレス(怪し過ぎ)」、ひとみには川上の過去生徳川家康(これも霊神の鑑定)に因んだ徳川家家紋入りパワーストーンブレスレットをプレゼント。しかし川上の部下の山口がエミリーの夫のフレドリックの生まれ変わりであった為、エミリーもひとみも突然怒り出す。だが山口の方にはエミリーの記憶がなく、エミリーは絶望。ひとみは山口に対する自分の不思議な感覚が前世由来であった事に気付く。

 

ひとみもエミリーも悲しみと怒りは収まらず、ひとみはエミリーに一万円札を渡し、このお金でひとみの好物のお寿司(まぐろ入り)と、エミリーの何か食べたいものを、病院の外へ出られないひとみに代わって買って来て欲しいと頼む。

 

第10話から15話までは、以下のリンクからご覧頂け〼

 

第10話「ゴウノドリ」

第11話「エミリーの回想」

第12話「殺人未遂?」

第13話「失われた記憶」

第14話「追い打ち」

第15話「はじめてのおつかい」