時間というのは繋がりがなくて、過去も未来も存在しない、あるのは「今」だけ!と言うけれど、この人はその代表かも知れません。
例として良いのか悪いのか分からないけれど、一瞬一瞬人間は変われる、自分の好きな人生を選択出来る、もしくはした人には間違いないと思います。
リベリア内戦時に「人食い将軍」ジョシュア ブラヒ。全裸で戦っていた所から、butt nakedというニックネームも。Butt Nakedって、直訳したら裸のお尻って意味だもんね。あはははは。
全裸で戦ったら、守られると信じていたそうな。そして無数の人間を虐殺し、その中には子供も含まれ、心した子供の血を飲み心臓を切り出し、それをその場で切り刻んで士気を高める為に少年兵に食べさせた、、、
かなーりグロい世界ですが、戦争状態になると、人間の思考回路は異常になるということなのでしょうか。
ところがそんな大量虐殺の人食い将軍に転機が!ある日、やったら光り輝く人が現れ、人食い将軍は神秘体験をし、それを彼は天啓と捉え、クリスチャンに改宗。今は彼は牧師として暮らしているそうな。
教会で熱心に説教をするジョシュア。それに聞き入り、彼を崇め立てるクリスチャンの信者たち。しかし、この信者の中には自分の家族や友人を殺された人たちが多数いるはず。
しかしジョシュアは言うのです。
「今の自分は、過去の自分とは違います」と。
確かに彼の目を見ると、残酷な大量殺人者とはとても思えません。しかし彼を取材したviceのレポーターも、
「今が良い人だから、過去はなしということなのか?」
という疑問をぬぐえないようです。
人食い将軍自身、
「戦争なんかに参加しなければ良かった」
と言っているので、彼が決して過去から自由になっているわけではないと思うけれど、
「今ここ」
について、私は考えさせられました。この世の行き地獄を見せられる映像です。結構グロいのでご注意下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=ZRuSS0iiFyo