畸人研究学会著の、「しみったれ家族 平成新貧乏の正体」と言う本を読んでいたら、ファミリー居酒屋なるものが登場してきました。
日本に住んでいる方からしたら、
「何でそんなことも知らなかったの?無知だねー」
と思われるかも知れませんが、そうなのです。セイウチは無知で無恥で鞭なの。ムフッ
ビシビシッ!
そしてこのファミリー居酒屋、名前が示唆する通り、子供を連れて来られるというのがコンセプトのようで、子供向けメニューや、キッズコーナーを備えたお店まであるそうですね。
だがしかし、大人が子供を連れて一番行きたくない場所は、居酒屋のような酒場なのではないでしょうか?
居酒屋が楽しいのはよく分かります。そこのメニューうんぬんおり、雰囲気が楽しいです。だけどそこに子供がいたら、どうやって楽しめるのか?いくらお子様メニューがあったって、大人の体に程よくアルコールが回って来た頃、ガキ共は食べ終わり、カサカサと徘徊を始めるはず。
しかもお座敷なんてものほど、子供の冒険にかっこつけの場所はありやしょうか!
扉で仕切られた個室タイプではなく、壁一枚で他のお客グループと分けられているお座敷を、子供にのぞきに行くなと言う方が罪なもの。
でも大人は既に酔いが回り、ガキの手を引いて店内なんか歩くのは億劫。畳の端っこで寝てくれない子供にイライラ。
そんな所に、居酒屋の廊下をお店のオバチャンがお盆に枝豆なんぞを乗せて歩いて来たら、うちの子供らなんかは大騒ぎしそうです。
「オオ、エダマメ!」
「エダマメーッ!ママ、エダマメ!」
次に厚焼き卵など。
「オオ、ステークト エッグ!」
「ママ!エッグ!」
枝豆も卵も食えない家なのかと思われるがなっ!でもみっともないからそういうこと言わないのっ!とも言えないし。
キッズコーナーのある居酒屋というのもどうなってるのか知らないけれど、子供を預けてお酒を飲んで楽しいのかしら?
気にならないか?
それよりもまず居酒屋には行きたいけれど、様々な事情で親に子供を預けられないという環境と、小さな子供を連れてまで居酒屋へ行こうと思う、もしくは行かざるを得ない心理状態が、私の心を悲しくさせますのです。
ヨヨヨ。
大きなお世話なのですが。
見方を変えたら、そういう人たちってマメなんですかね。その行動力で、かなりいろんな事が自分たちが思っている以上に出来るんじゃないか、とも思います。
私だったら、ファミレス(アルコールなし)かマックが関の山でちゅ。