ヘビメタのケンちゃん | 前世が出てきてコンニチハ

前世が出てきてコンニチハ

ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

最近ダイエットを再開しました。
そうは言っても、

「ダイエット中だからこれは食べない」

ということはやりません。

ポテトチップスをビールで流し込むという荒業?もやっております。

要は食べる全体量というか、バランスですかね。

それでも、昨日のお昼は友達とタイ飯をたらふく食べてしまったので、夕飯はスパゲチー少量と、サラダ大目などと控えめにしてみました。

そのあと夜食にきゅうりのスティックなど。
ヘルシーッ!

最近何故か、きゅうりのスティックが食卓に出ることが多くなりました。
私だけでなく、夫のオットセイも何気なくきゅうりのスティックを作って週末のランチなどに添えています。

そしてきゅうりのスティックを見ると、いつも私はヘビメタのケンちゃんを思い出すのであります。

思い出すと言っても、実際に私はヘビメタのケンちゃんに会ったことはありません。
高校時代のクラスメートのOちゃんの当時の彼氏がクラスでそう呼ばれていただけなのですが、実在の人物なのだとは思います。
私の記憶が正しければ、ケンちゃんはドラムをやっていたような。

Oちゃんは高校を一年で中退しました。その後ケンちゃんにくっついて北海道へ渡ったという噂。
駆け落ちだったのか?

ケンちゃんはビンボーだったので、きゅうりを食べているとの話だったのです。
主食がきゅうりって、ウサギのような男ですが、今思えば何故きゅうりなのか?
体型を気にしていたとか?
ヘビメタでデブだと、ものすごく陰口叩かれるでしょ(例。うちの母。昔電車の中でデブのヘビメタ男を見た!と何度も大騒ぎしていた。家政婦のミタ。ヘビメタのミタ。恐いのどっち?)?

主食がきゅうりクラスの赤貧になると、北海道での新生活も、かなりキツイものだったに違いありません。
アパートだって、フロなし。築30年。
まさに南こうせつ「神田川」の世界。
ハードロックというより、フォークソングですぜ。

カラオケ一緒に出ようねっていったのに、いつも私が待たされた。
洗い髪が芯まで冷えて、小さな石鹸カタカタなった。カラオケ

Oちゃん、私今スウェーデンに住んでるの。だから氷点下で長時間待たされる苦痛はようく分かるわっ!

昔からあの歌詞、変だなって思っていたのです。
普通女の方が長風呂でしょ?
でも「神田川」に出てくる男は、きっとヘビメタのケンちゃんだったんだ。
髪の毛長いもんね、ヘビメタの人って。
しかも美容院へ行くお金もないから、どんどんロン毛になっちゃうってことですか?

Oちゃんは性格暗かったけど、顔だちは明るくて可愛かったので、札幌だったらススキノあたりで年齢を誤魔化して働いていたのかしら?
それならきゅうりばっか食べる必要はなくなるし、北海道の美味しいものをたくさん食べて、ケンちゃんも私の母にいつまでも言われるようなデブのヘビメタになっていったかも知れません。

そうでなくとも、ヘビメタのケンちゃんも、きっと今頃はドラムのスティックもきゅうりのスティックも忘れ果て、メタボのおやじになっているんだろうなぁ。
子供も2人くらいいてさ。

「ケンさんって妙にリズム感良いっすよねぇ」
「昔ちょっとバンドやってたもんで。ははは」

ケンちゃん、職場の人との会話。

勝手に他人様の人生想像して、すいません。

ははは。