こんばんは。せいちゃんさんです。

 

 

本日各塾の合格実績が揃いましたね・・・

 

 

このような分析を行うのももう最後だと思いますので、私なりの分析結果をまとめたいと思います

 

 

数値からみた私個人的な考えを載せているので、見られる方によっては少し不愉快に思うことも記載している可能性もありますので、その点はご容赦を・・・

 

 

 

  合格者数と構成比実績

 

 

 

まずは、主要学校の合格者数を見てみしょう

 

 

  偏差値 日能研 名進研 浜学園 馬渕教室
東海中 60 132 101 80 63
南山女子 61 71 51 37 26
滝中 60 224 167 93 65
名古屋中 50 270 239 102 51
愛知淑徳中 51 181 148 71 40
愛知中 43 421 260 108 54
合計   1299 966 491 299

 

 

次にこの合計数に占める各学校の割合をみています

 

 

  偏差値 日能研 名進研 浜学園 馬渕教室
東海中 60 10.2% 10.5% 16.3% 21.1%
南山女子 61 5.5% 5.3% 7.5% 8.7%
滝中 60 17.2% 17.3% 18.9% 21.7%
名古屋中 50 20.8% 24.7% 20.8% 17.1%
愛知淑徳中 51 13.9% 15.3% 14.5% 13.4%
愛知中 43 32.4% 26.9% 22.0% 18.1%

 

 

これらから何が言えるのかを少し綴っていきます

 

 

 

  合格者数は日能研がすべてに1番

 

 

実は一昨年、昨年からそうなのかもしれませんが、すべての学校の合格者数において日能研が名進研を抜かし、その差は大きく開きつつありますね。

 

 

名進研の東海中の実績を100人以上とうたっていますが、これは名進研小学校の子も入れており、名進研小学校の上位層は他の塾に通っている子が多いことを考えると、実質的に名進研の塾のみとなると90人前後まで減っているとみるのが正しいのだと思います

 

 

ただ、名進研は東海中学の合格者数は昨年より17名減らしたものの、南山女子は14名、滝中は21名増加させており、健闘しているとも言えます

(昨年の南女の人数が少なすぎたともいえるかもしれませんが・・・)

 

 

 

  関西勢の躍進

 

東海中学を見ると、関西系の塾である浜学園と馬渕教室の合計の合格者数が日能研を抜くまでになっています

 

 

おそらくこれは今年が初めてなのではないかと・・・

 

 

特に馬渕教室はまだ名古屋に進出して数年のはず・・・

 

 

東海中の入試会場に向かう時に馬渕教室のバッチをもった子を多く見たのも納得ができますね・・・・

(名古屋地区に力を入れているとは聞いているので・・・)

 

 

ただ・・・・今はどうかわかりませんが・・・若干あくどいこと(優秀者を無料にして引き抜くなど)をしていたことを考えると・・・

 

 

日能研の東海中の実績が昨年よりも減少したことを踏まえると、おそらくこの流れも今後変わらないのだと思います

 

 

 

  最難関NTTは関西系が強い

 

 

主要学校の合格者数の合計を各学校の合格者数で除したのが、構成比実績です

 

 

これをみると、日能研、名進研の2校と関西の浜学園、馬渕教室の2校とでは明らかに傾向が違います

 

 

関西の浜学園、馬淵教室のほうが偏差値帯が高い学校の構成比が大きくなっています

 

 

これは、2つの理由があると考えています

 

 

一つ目は、関西の流れもあり、そもそものターゲット生徒構成が上位層を前提としているというもの

 

 

つまり、テキストの問題も含めて、東海以上を目指させるモデルが前提(浜学園でいえばVクラスは全員東海中、南山女子が安全圏レベル)となっているためです

 

 

入塾テストがあるのもその流れかもしれません・・・

 

 

実際うちでは浜学園と日能研(WEBですが)ともに経験しましたが、正直算数だけで言えば、日能研の通常テキストだけでは東海中を確実に合格させることは結構ハードルが高いのでは?と感じてしまいました

(うちはこのブログでも何度も書きましたが、浜学園のテキストをフル活用していました)

 

 

これも何度も言っていることではありますが・・・

 

 

確実に東海中に合格させたいのであれば、浜学園や馬渕教室で、

 

 

関西の最難関校7校

 

 

に合格できる、もしくは目指すレベルで戦うことが東海中(もしくは南山女子)の合格をより確実にするのだと思います

 

 

二つ目は、一つ目にもつながりますが、おそらく浜学園や馬渕教室では、上位層が関西に目を向けているため名古屋中や淑徳中が押さえの中学校となり、「愛知中」の受験を奨めていないのではないか・・・・逆に日能研、名進研は上位層が東海中や南山女子を目指すため、「愛知中」が押さえになっているのではないかと・・・

 

 

ここら辺からも塾生の構成がこの2つで大きく違うといえるのだと思います

 

 

 

  日能研と名進研の生徒層はそれほど変わらない?

 

 

構成比をみると、日能研と名進研の生徒層は変わらないのではないかと・・・

 

 

単純に通う人が合格実績などから見て、名進研から日能研に受験生が移行しているだけなのかもしれません

 

 

ボリュームゾーンはあくまでも名古屋中、淑徳中、愛知中の3校であるのがこの2塾だということを理解することは非常に大切なのかもしれません

 

 

つまり、ここでもいえるのは、愛知県最上位3校合格を本当に目指すのであれば、「合格者数」という絶対値でみるのではなく、ご自身の息子や娘が如何に合格できる塾を選ぶのかは結構重要だということが言えるのではないでしょうか・・・

 

 

 

 

  総括

 

 

今年の注目は東海中の合格者を日能研、名進研が減らすなか、関西の浜学園、馬淵教室が増加させているという点です

 

 

これは、関西系の2つの塾の共通点として、「算数のレベルが高い」「NTTより上の学校の合格を前提としたプログラム」にあるのだと考えられます

 

 

2月の勝者17巻の黒木先生も言っているように

 

 

「より高いレベルの学校を目指して初めてもともとの第一希望に合格する」

 

 

というのが中学受験の実態だと思います

 

 

うちもRぞうが灘を目指して西大和学園、もりさんが西大和学園を目指して東海中、滝中に合格しました

 

 

当然より高い学校に合格できればよいのですが、そこには大きな偏差値という壁があります

 

 

ただ、その壁を何とか超えようと努力することで当初目標としていた学校の壁が低く感じて、余裕をもって合格できるというものだと・・・・

 

 

その意味からすると、どの学校にどうしても合格したい、させたいのであれば、やはり塾選びはかなり重要なのではというのが本日の総括となります

 

 

このような分析も今年が最後かな。。。と思うと少し寂しいですね。。。。