おはようございます。せいちゃんさんです。

 

 

愛知県中学受験は先週末から本格的にスタートしました

 

 

今週末には女子最難関の南山女子

 

 

来週土曜日は男子最難関の東海中学、日曜日には共学最難関の滝中学

 

 

の受験があります

 

 

凡そ志願者数が確定している模様なので、今週末から行われる中学受験の主要高の倍率を見ていきたいと思います

 

 

 

 

  男子校編

 

 

 

今週土曜日に名古屋中学(偏差値:50)、来週土曜日に東海中(偏差値:60)が行われます

 

 

日能研情報によると現時点での志願者数は、

 

 

名古屋中学:1,475名  東海中:1,071名

 

 

となっているようです

 

 

昨年の合格者数は、

 

 

名古屋中:807名  東海中:411名 

 

 

となっており、今年も大幅な合格者増はないと考えると、

 

 

実質倍率は、

 

 

名古屋中:1.8倍  東海中:2.6倍

 

 

となっております

(当日受験者は一定数減るため、本当の倍率はもう少し緩いと思いますが、その点は考慮に入れていません 以下同様)

 

 

関東NO1の私立中の開成が昨年2.5倍、関西NO1の私立中の灘が今年2.6倍であることを考えると、東海地区NO1の東海中の倍率が2.6倍というのはある意味必然ともいえるのかもしれません

 

 

一方、東海中の前受的な要素を持つこととなり、逆に愛知中などの学校のチャレンジ校の位置づけの名古屋中は、受験者の半分以上が合格するという形となっており、これも他の地域とそれほど違和感のない倍率といっても良いかもしれません

(地方受験での前受的な要素の強い学校はこれよりも倍率が低くなりますが、それは本当の意味での前受的な要素しかないからだと思われます)

 

 

この2校の倍率については、おそらく今年も大きく変動することはないと思われます

 

 

 

 

  女子校編

 

 

 

今週土曜日に南山女子(偏差値:60)、日曜日に愛知淑徳(偏差値:51)が行われます

 

 

日能研情報によると現時点での志願者数は、

 

 

南山女子:713名  愛知淑徳:1,049名

 

 

となっているようです

 

 

昨年の合格者数は、

 

 

南山女子:172名  愛知淑徳:538名

 

 

となっており、男子と同様、今年も大幅な合格者増はないと考えると実質倍率は、

 

 

南山女子:4.1倍  愛知淑徳:1.9倍

 

 

となっており、男子校と比較しても、南山女子の狭き門が際立っています

 

 

全て調べたわけではありませんが、この実質倍率4.1倍は選抜試験や複数受験を設けている学校などを除くとおそらく最も倍率の高い学校の一つであるといっても過言ではないと思います

 

 

少し異常な数値となっており、これだけ見ると、小学校から南山小に入れたくなる理由もわからないでもありません・・・ただ、今やその南山小に女の子を入れることもものすごく難しくなっているので、どちらが正解かはわかりません・・・

 

 

どちらにしても南山女子の受験は関東や関西の難関校に匹敵するくらい入ることが難しい学校とも言えます

(難易度ということではありませんので、その点注意を・・・)

 

 

  共学校編

 

 

 

来週の日曜日、愛知県中学受験のトリを務めるのが滝中学(偏差値:60)

 

 

日能研情報によると現時点での志願者数と昨年の合格者数は、

 

 

志願者数:1,881名  昨年合格者数:658名

 

 

となっているため、実質倍率は

 

 

2.8倍となっています

 

 

ただ、女子に関しては、南山女子の合格発表がその前の週の中日ごろに発表されるため、一定数受験を辞める子もいると思いますので、おおよそ難関校と同じ倍率に落ち着くものと思われます

(実際過去も2.65倍で進んでいますので・・)

 

 

 

  難易度的にはお手頃感かもしれませんが・・・

 

 

東海地区最難関と呼ばれる

 

 

「東海中」「南山女子」「滝中」

 

 

はともに日能研R4偏差値が60程度

 

 

他の地域(関東や関西)に比べてると手頃感はあるかもしれませんが、

 

 

普通の地域ではありえない

 

 

天井知らずの猛者

 

 

がこれら学校を受験するのがこの東海地区

 

 

つまり、通常であれば、偏差値65もしくは70を超えるような子はそれよりも難関が学校を受験するはずなのに、それがないため、この3校を受験することになります

(普通はこのR4偏差値帯で65超えるような子は別の学校を受けますからね・・・これが大学進学実績で特に東海中が取り上げられる要因ではあります)

 

 

そのため、偏差値帯では図れない受験の難しさがこの3校にはあります

 

 

特に南山女子は、男子と違って、他県への進学が現実的ではないこと、募集人数が男子に比べて少ないことからも、大激戦になっています

(男子は一部の子が関西の難関校に流れて受験をしない子もでてきていますから)

 

 

このように考えると、この3校に確実に合格を勝ち取ろうと思うと、はやり一定レベル以上(偏差値65以上)を持ちながら受験することが望ましく、加えて中学入学してからのアドバンテージになるのだと思います

 

 

浜学園であれば、Vクラスに常時入っていればというイメージだと思います

(浜学園では東海中で偏差値55だったという記憶があり、塾の説明では55を上回る子で東海中が不合格になる子はほとんどいないということでした・・・あくまでも常時偏差値55を超えていることがMustなのだと思います・・だとするとVにいれば十分圏内ということですね)

 

 

4年生、5年生の来年以降に受験を控えるお子さんをお持ちの保護者の方は、安心して受験をするためには、R4偏差値ではなく、それを上回る水準を目指すことをお勧めします

 

 

まぁ、それにしても南山女子は過酷ですね・・・・

 

 

今週末の受験、皆さん頑張りましょう!!!!!