こんばんは。せいちゃんさんです。

 

 

Rぞうが後期中間テストが終わって金曜日から先ほどまで帰省していました

 

 

年4回ある考査後は一定の時間があるため、多くの寮生が自宅に帰省していきます

 

 

ただ、一部の遠方から来ている寮生はそのまま残る子もいるようです

 

 

移動と資金的なことを考えると、あと2週間寮にいて冬休みに帰ってくるというのが合理的な考えになるため、致し方ないことかもしれません

 

 

そんな中、中学受験でこの愛知県にいて受験できる遠方の学校として候補に挙がる学校の中に北海道の

 

 

北嶺中学

 

 

 

 

函館ラ・サール

 

 

があります

 

 

これまではあまり調べることがなく、ほとんど情報を得てはいませんでしたが、ここに来て若干気になる存在に・・・・

 

 

そんなこともあり、誠に簡単ですが、そして誠に勝手ながら、この2校について比較してみました。。。。

 

 

 

簡単な概要

 

両学校はともに多くの共通点を持ちます

 

 

  1. 北海道にある中高一貫校
  2. 寮施設を備える学校
  3. 愛知県など他の地区でも受験が可能な学校
  4. 1月初旬(今年はともに1月8日)に受験ができる学校

 

特に3と4があるという点では、この東海地区の受験者にとっても一つの選択肢になるのだと思います

 

 

理由としては、

 

 

程よい偏差値

 

 

日能研のR4偏差値をみると以下のとおり

 

 

北嶺中(東京・名古屋):57

 

函館ラ・サール(東京):58

 

 

この偏差値帯がない東海地区の受験生の中で、東海中や滝中を目指す子にとっては、力試しにはもってこいの学校なのかもしれません

(日能研偏差値65を超える子であれば、西大和学園の東海受験のほうが力試しになるのだとは思います)

 

 

実はここら辺の偏差値帯の受験校が愛知県にあるともっと選択肢が広がると思うんですが・・・という感じの学校ですね。

 

 

 

受験だけで考えた場合、特に北嶺中については、単に合格・不合格、点数の開示だけでなく、どこで点数を落としていたのかなどを公表してくれることもあり、模試を疑似的に体験できるというメリットがあります

(2年前の浜学園の説明会で言っていたような気がしています・・・間違っていたらすみません・・・)

 

 

 

相違点①:完全中高一貫か否か

 

両校の大きな相違点が、完全中高一貫の北嶺と高校からの入学者の方が多い函館ラ・サールという点

 

 

北嶺はすべての生徒が中学からの入学となり、全校で120名とかなり少数精鋭

 

 

一方、函館ラ・サールは募集要項を見る限り、中学からは80名程度、高校からは160名程度となっています

つまり、高校からの入学生が3分の2を占める学校といえます。

 

 

実はこれが進学実績に大きな差を生んでいる要因なのかもしれません

 

 

進学実績をざっと見る限りは、北嶺中が圧倒しています

 

 

北嶺は東大・京大は常時10名から20名程度輩出していることはもちろんのこと、国公立医学部の合格者が多いことで有名です(2022年は30名を割りましたが、それまでは安定して40名から50名を輩出しています(120名前後が全校生であることを考えると結構な進学実績といえます)

 

 

一方、函館ラ・サールは進学情報から見る限り、どちらかというと私立大学が中心となっています(2022年は174名中141名が私立大学へ進学しているようです(現役+浪人の人数です))

 

 

なぜ、函館ラ・サールが中学校受験を主体としていないかは不明ですが、中学からの受け入れ体制と人数が進学実績に影響を与えているのは間違いないと思われます

 

 

 

 

相違点②:制服か私服か

 

 

 

これはあくまでもHPを見ただけなので真偽はわかりませんが、

 

 

北嶺中は制服があるのに対して、函館ラ・サールは制服での授業が受けられるようです

 

 

本家の鹿児島ラ・サールは制服であることを考えると、なぜ函館ラ・サールが私服OKなのかは結構謎ですね

 

 

もしかしたら、学校のコンセプトが本家と異なるのかもしれませんね・・・・

(本家は受験監獄と言われている西大和学園以上に管理が厳しいですからね・・・)

 

 

 

 

相違点③:受験形式の違い(中学受験)

 

 

 

受験の形式というか方式がこの両校で違いがあります

 

 

 

【北嶺中】

 

 

・本校も外部会場受験も同じ1月8日の受験のみ

 

・受験形式として、「特待選抜」と「一般入試」とに分類されているだけでなく、それぞれ「専願」「併願A(学校見学したことあり)」「併願B(学校見学したことなし)」「帰国子弟」という4つのカテゴリーにわけられています

 

・特待選抜入試であったとしても、一般入試での合格判定をしてもらえる

 

 

 

 

 

【函館ラ・サール】

 

 

・受験日が、第1次(1月8日)と第2次(2月3日)と2回にわかれている。ともに、函館だけでなく、東京・大阪・名古屋は受験可能

 

・受験形式は、科目選択はあるものの、特待などはないようです

 (ただ、自宅生については「専願制度」があるようです)

 

 

 

函館ラ・サールの偏差値は、1月8日については先ほど書いた58(日能研R4)ですが、2月3日になると48(日能研R4)までグッと下がります

 

 

関東の前受受験としてとらえられている1月8日に比べ、関東受験真っ只中の2月3日となると、現実的な受験校との比較により、偏差値が低下しているものと思われます

 

 

 

 

 

ちょっと気になって両校の比較をしてみましたが、学校生活などは大きく異なるかもしれませんね

 

 

愛知県に入る場合、本当に行こうとなると「寮」での生活が前提とはなりますが、これを覚悟ということであれば、正直「北嶺中」は一つの選択肢になるのだと思います

 

 

ただ、遠いので・・・今回のRぞうのように2泊3日で簡単に帰省というわけにはいかないのと、感染症などにかかった時に引き取りに行かなければならない可能性が高いことを踏まえると、家族全員での覚悟が必要かもしれませんね。。。

(受験だけを考えて、かつ、お金のことを全く考えなくてよいということであれば、もしかしたら、東海中や滝中よりもよいかもしれませんね・・・)

 

 

⇒追記)初期公開後、「北嶺は感染症にかかっても寮で対応してくれるんです」というご指摘を受けましたので、追記させていただきます。なんてよい学校なんでしょう!!!というよりもさすがに北海道まで引き取りに来いというのは現実的ではないからかもしれません・・・・