凡庸な悪問題は、凡庸さと誠実さなのである。社会の構造そのものが、人を殺人の共犯者へとするのだから。個人の病理学的な症候とは関係無く、全ての人は、共犯者となるのである。つまり、嘘は、個人の意識構造に存在するのみではなく、社会的にも構造化されているということなのだ。