価値を生み出すものは何か?

ここでいうのは、経済的な価値だが、
そもそも一体、経済的な価値とは何か?

多くの人は、それが貨幣それ自体に内在すると勘違いしているが、
貨幣は国家の強制通用力により、交換が保証されているから、経済的に価値があるに過ぎない。
交換の対象はこの場合、モノとサービスである。

貨幣は、その交換の為に使われる価値の表象であって、価値そのものではない。
…これは、アイドルが必ずしも、客観的に美形でなくても良いのと同じ構造である。
すなわち、アイドルは、美の実例である必要はなく、美しいという評価を与えられていれば良い…すなわち、美の表象であれば良い。という関係とパラレルなのである。

つまり、貨幣それ自体が価値あるものでなくても良いということである。

実際、紙幣にしても、硬貨にしても、それ自体は、価値あるものではない。
もし、交換が保証されなければ、ただの紙切れに過ぎないのである。


さて、価値を生み出すものが、一体何か?であるが、
…先にも言ったように、価値の表象たる貨幣によって、我々が手に入れるのは、モノとサービスである。

つまり、実際に価値があるのは、モノとサービスの方である。ということだ。

確かに、モノは、使う事が出来るし、
サービスは、それを受けることによって快適に過ごす事が出来るからである。

ということは…価値を生み出すものは、何か役に立つものを作る働きである。
ということになる。

そして、経済的に価値あるものとは、人間の労働によって作り出されたものだけである。
何故なら、人の手を介さずに作られたもの…例えば、空気などは、誰もが対価を支払わず平等に利用できて当然だからである。

つまり、経済的な価値の源泉とは、人間の労働なのである。