眠るんですよ。
今日は6時間くらいでした。
んで、
「〈男らしさ〉の神話」小野俊太郎著
を読み終わりました。
ん~。面白かった。
男らしさが、さまざまな物語の中でどう揺らいでいるのか、という考察なんですが。
物語に出てくる男らしさを示す人物は、多分にアナクロ即ち時代錯誤であるということ。そしてそれ故に、魅力的なのだろいうということ。
そして、男らしさ、多分あるいは女らしさというのは、物語の中でさえ貫徹することが出来ないのだということ。
さらに言うと、現実の世界では、その時代が過ぎ去って初めて、その時代における男らしさとは何かが分かるのではないか?という疑問。
即ち、男らしさなる観念それ自体が、その内容が何であれ、アナクロである可能性を内包しているのではないかということです。
…ま、そんなことを読みながら考えました。
あと、自分という存在は、社会の中で生きてくための前提条件に過ぎないのにもかかわらず、。
自分という存在を探し、維持することが目的になってしまわざるを得ない、という今の社会の不幸を思いました。
まあ、自己という存在の存立基盤を一切疑わないというのも、それはおかしな話なんですが、それ自体を目的化してしまっては、人生は苦しいばかりですからな。
前提条件それ自体を目的化するというのは、現代社会では良く見ることで…例えば、競争は以前から前提としてあったのに、今度は競争すること自体を目的化するとかね。
このあたりは、現代の日本社会が持つ精神病ではないかということに気が付きましたよ。
以上。