最後に | 再生整体 輪

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整心体師 樋口が健康に関して書いているブログです

こんにちは!
再生整体 輪(りん)の樋口です

2014年5月6日にお店をオープンしてからもうじき丸6年になります
7年目からはホームページの更新に力を入れていきますのでアメーバブログでの投稿は今回が最後となります
最後に「健康」について考えをまとめてみました

目次
1、「健康」とは
2、「思い込み」や「固定観念」
3、病名≠原因 → 病名=結果
4、整体時の押す強さ「痛気持ちいい」は健康にいいのか?
5、どうすれば健康になるか?
6、「病は気から」
7、「いい習慣」を楽に続ける方法


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1、「健康」とは

初めに「健康」という言葉の定義を世界保健機関(WHO)からお借りします。
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Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

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そして東洋医学には「未病」という言葉があります。
未病とは「未だ病気ではない状態」のことです。

つまり段階としては健康>未病>病気 になると思います。

当店のブログでも何度か書かせて頂きましたが病院の検査で「異常が出ない時」病気とは診断されません。
そして検査では計測できない体の不調も存在します。

今世界で流行している新型コロナもそうですが今の医学(科学)では計測できない又は解決できない病が存在するのです。

これらを合わせて考えますと「健康」という状態の範囲はとても狭く表面化していない(病院の検査で異常が出ない)だけで病気でもない「未病」の人が多いのではないかと思います。

本当の意味での健康になるためには西洋医学も東洋医学的な考えも両方必要なのです。

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2、「思い込み」や「固定観念」

「胃が疲れてます」とお伝えすると「私胃腸は丈夫なんです」と返事される方がいます。

その「丈夫」の根拠は次の内のどれかが多いです。
・今まで病院の検査で異常が出たことがない。
・今まで不調になったこともない。
・食事はいつも美味しく食べられている。

今の内臓の状態を自覚できていない人がこういった返事をされることが多いです。

一説によりますと「現状の体の異常全てを100%感知すると脳がもたない」らしいです。
ですので「一番しんどかった所が楽になったら二番目にしんどかった所が”一番しんどい”と感じる」といったことが起こるのかも知れません。
ということで「自覚症状がない」=「健康」とはならないのです。

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「肝臓が疲れています」とお伝えした時お客さんからの返事で多いのは
①普段お酒は飲んでいない
②ここ数日はお酒を控えている
③肝臓の検査で異常が出たことはない

これらの返事にはそれぞれの「思い込み」や「固定観念」があるのだと思います。
それは
①肝臓が疲れる原因が「お酒だけ」だと思っている
②数日断酒すれば、肝臓が元通りになると思っている
③西洋医学の検査数値が全て正しいと思っている

これらに対して私はこう思います。
①睡眠不足とストレスも内臓疲労の原因になり、「こちらの方が影響が大きい」という話を聞いたことがあります
②そんなに簡単に戻りません
③そんなことはありません

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検査で異常が出たらそれはもう病気です。

東洋医学の「未病」という状態は健康でもなければ病気でもない状態のことをいいます。
仮に健康な状態を「100」として病気の時を「0」とした場合「70」でしんどいと感じる人もいれば「10」にならないとしんどいと感じない人もいます。

すぐに「しんどい」と感じる人は普段から節制します。
食事や運動に気を使って体を労わる習慣がありますので異常が出ても早く治ることが多いです。

対して「何もしなくてもずっと健康だった」方は異常が出るまでの状態を「当たり前」と思っています。
そして自覚症状もないものですから私が疲れている個所を指摘しても返事が「丈夫です」とか「異常はない」になるのだと思います。


体が丈夫な人達はそれ故に節制しません。
しかしどんな臓器でも またどんなに丈夫な人でも限界はあります。
ですので「今まで大丈夫だったから」といって「今後も大丈夫」とは限らないのです。
今までしてきた習慣が「体に悪影響がない」とは言い切れないのです。


私がお伝えすることが全て正しい訳ではありませんが「なぜ体に不調が現れたのか?」ということをぜひ考えて頂きたいです。

病院に行っても接骨院に行っても他の整体に行っても治らなかった。
ということは今までしてきたことに「原因を改善する方法がなかった」ということです。

つまり今までの「思い込み」や「固定観念」を持ったまま今までと同じことをしていたのでは治らないということです。

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3、病名≠原因 → 病名=結果

病名は原因ではなく結果です。

たまに「腰椎ヘルニアになったから腰が痛い」という方がいてます。
ごくまれに「腰椎ヘルニアで痛いから腰は触らないで」という方もいてます。

こういう風におっしゃる方は病名が原因だと思っているのだと思います。
違うのです。
病名=結果ですので病気になった原因を改善しないと結果は変わらないのです。


例えば「腰椎ヘルニアになって腰が痛い人」に対してお医者さんは「腰痛を治すには腰椎ヘルニアの手術が必要」と考えるのです。
そうではなく腰椎ヘルニアになった原因が「重い荷物を持ちすぎ」だった場合 一時的にでも重い荷物を持つのを止めないと腰椎ヘルニアは治りません。

休息を取ることが先決で重要です。
姿勢に気をつけたり重い荷物を持っても大丈夫なくらいの筋力をつけていかなければなりません。
どちらにせよ今の状態を続ける限り腰椎ヘルニアは治りません。


例として腰椎ヘルニアを挙げましたが高血圧や糖尿病も同じです。

高血圧だからしんどいのではなく
糖尿病だからしんどいのでもありません

今の生活習慣を続けることが体に負担となって病気になるのです。
ですので薬を飲みながら生活習慣を変えないというのは本当に危険なことです。

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4、整体時の押す強さ「痛気持ちいい」は健康にいいのか?

「もっと強く押して欲しい」という方に対して
一番極端な例で言いますと糖尿病の末期の方は沸騰したヤカンに当たっても気づかずに火傷してしまうそうです。
これを神経障害といい知覚神経を含む神経というのは体の状態がよくないと鈍くなってしまうようです。
ですので「痛気持ちいい」という感覚だけを求めて強く押すのは体によくありません。

これを説明しますと「私は糖尿病ではない」という方がいます。
人というのは「健康」か「病気」の二択ではないのです。

東洋医学の「未病」という状態は一口に「未病」と言いましても人によって様々な状態(段階)があります。
つまり「病気でないから知覚神経は正常」ということにはなりません。

力加減はこちらに任せて頂けたらと思います。

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数年間色々な所に通ったけど治らなかった方が当店で1回で治った方がいます。
この方たちにも強く押していません。
たまに「物足りない」と言われるくらいの力加減ですがそれでも結果は出るのです。

逆に連続で数回通って頂いても全く状態が変わらなかった人もいます。
結果が出なかったとしても足りないのは「押す力の強さ」ではなく「整体を受ける時間か回数かご本人の努力」です。

もちろん私も整体師としてまだまだ未熟ではあります。
しかし「毎日掃除しているトイレの換気扇」「10年放置した揚げ物屋さんのレンジフードの換気扇」とではどちらの方が綺麗になりやすいか想像できると思います。
人間の体も年齢や習慣によって整体の効き具合は大きく違います。

疲れや痛みが一度で取れなかった時は「痛気持ちいい」という刺激を求めるのではなく自分を見直す機会にして頂きたいと思います。

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5、どうすれば健康になるか?

「何をすれば健康になるか?」は人によって違います。

ガンの三大治療を行ってガンが治った人もいれば治らなかった人もいます。
ガンの三大治療をせずに悪化した人もいれば治った人もいます。
〇〇を食べてガンが治った人もいるでしょうし同じ物を食べても治らなかった人もいます。
ヨガをして健康になった人もいればヨガをして体を痛めた人もいます。
健康補助食品を食べて病気が治った人もいれば健康補助食品を食べて不調になった人もいます。
ジョギングをして元気になった人もいればジョギングをして体を悪くした人もいます。
整体で強く押して痛みが軽減した人もいますが強く押したから余計に悪くなった人もいます。

つまり人の意見を鵜呑みにしない方がいいということです。
一人の人(お医者さん)(西洋医学)の話だけを信じるのではなく選択肢を広めるために色んな健康法や治療法を調べましょう。
様々な人の話を聞き(医学を否定するのではなく)常識を疑い最後は自分で決めるのがいいと思います。

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6、「病は気から」

1998年「健康の定義」に関して、世界保健機関(WHO)で新しい提案がありました。

Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

これは賛成22反対0棄権8で採択されましたが審議入りしないまま採択も見送りとなりそのままとなっています。
つまり反対する人はいないけど「前回の定義と入れ替える」までにはなっていないということです。

この中にあります「spiritual」の意味をWeblio英和辞書で調べますと
精神(上)の、精神的な、(物質界のことと区別して)霊的な、聖霊の、崇高な、気高い、宗教上の、教会の
とありました。

現状でも「mental(精神の)」という単語が入っているのにさらに「spiritual(霊的な)」という言葉を追加しようとしたことに興味を抱きます。

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健康になるために大切な要素は食事・運動・精神だと思います。
ですので必要なのは
・バランスの取れた食事
・適度な運動
・健全な思考
だと考えます。

そこにさらに「spiritual(霊的な)」という言葉を含めて考えますと昔から言われいてる「病は気から」を思い出します。
元気や活力がある本当の意味での健康になるためには自分の本源に目を向ける必要があるのかも知れません。

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7、「いい習慣」を楽に続ける方法

「運動とかの習慣を取り入れた方がいいのはわかるけどなかなかできない」というお話をよく聞きます。
それはもしかしたら「3日に1回」ですとか「1週間に1回」だけしようとしているからかも知れません。

「慣性」という法則があります。
静止している物体に力が働かないとき、その物体は慣性系に対し静止を続ける。運動する物体に力が働かないとき、その物体は慣性系に対し運動状態を変えず、等速直線運動を続ける。
Wikipediaより

この「慣性の法則」の「もの」を「こと」として考えた時「することを続ける」のと「しないことを続ける」のとではどちらも同じということです。
つまり習慣は行動し続けたら「何もしない」のと同じくらい楽に続けられるということです。


健康は目的ではなく良い人生を送るための手段です。
健康になるためにそして健康な状態を維持するために生活にいい習慣を取り入れて頂けたらと思います。

ご愛読ありがとうございました。

 

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