こんにちは
再生整体 輪(りん)の樋口です
今回は腹式呼吸と逆腹式呼吸の違いとそれぞれの効果についてです
何がいいのかなぜいいのかそこらへんを詳しく書いていこうと思います
まず、そもそもこの腹式呼吸と逆腹式呼吸は何かというと呼吸法になります
何も考えなくても自然と呼吸はできるのですが、より健康になるために意識しながら行う呼吸の方法のことを言います。
それぞれのやり方です
腹式呼吸は息を吸う時にお腹を膨らませて、息を吐く時にお腹をへこませます。
それとは逆に逆腹式呼吸は息を吸う時にお腹をへこませて、息を吐く時にお腹を膨らませます。
息を吸う時は鼻から吸い、吐く時は口から吐きます。
数時間を1とすると吐く時間は2。
3秒かけて吸ったら6秒かけて吐きます。
何秒かけるかは、それぞれ無理のない程度で行います。
呼吸についてはこちらもどうぞ。
口呼吸と鼻呼吸
呼吸について
呼吸にお腹の動きを合わせると、どこがどうなっているのか?原理について説明していきます。
まずは、横隔膜の動きと胸腔、腹腔についての説明です。
息を吸う時、横隔膜は下がり、息を吐く時、横隔膜は上がります。
これは腹式呼吸と逆腹式呼吸、両方で同じことが起こります。
こちらは横隔膜の動きを表した図です
外部サイト呼吸のメカニズム|呼吸する(4)より
こちらは胸腔と腹腔の図です
外部サイト【呼吸】なぜ吸うとお腹もふくらむの? 腹式呼吸の仕方より
こちらのサイトにもありますが、腹腔は水分が多く胸腔には空気が多く含まれます。
腹式呼吸と逆腹式呼吸、2つの違いは圧力のかかる場所です
腹式呼吸では胸腔の圧が変化します
腹式呼吸で息を吸う時、お腹を膨らませるということは、腹腔(お腹の部分)の圧が減ります。
ということは横隔膜が下がりやすくなります。
この時に息を吸うと、横隔膜がよく下がるのでいつもよりさらに胸腔が広がります。
胸腔が広がると肺がしっかり広がるので酸素がいつも以上に取り込めます。
そして息を吐く時、お腹をへこませるということは、腹腔(お腹の部分)の圧が高まり、横隔膜が上がりやすくなります。
この時に息を吐くと、横隔膜がより上がるのでいつもよりさらに胸腔が狭くなります。
胸腔が狭くなると肺も縮み、二酸化炭素をしっかり吐き出せます。
つまり腹式呼吸は、胸腔(肺の部分)にかかる圧力を増減させることにより、空気の出し入れを助長して肺の機能を助ける効果があります
次に逆腹式呼吸の時は腹腔の圧が変化します
息を吸う時、横隔膜は下がります。これは共通です。
横隔膜が下がるということは、横隔膜が上から腹腔を押すので腹腔の圧を高めることになります。
その時にお腹をへこませると、今度は横から腹腔を押しますのでさらに腹腔の圧を高めることになります。
そして息を吐く時、横隔膜は上がります。
これは腹腔の容積が広がるので圧が下がります。
同時にお腹を膨らませるとさらに腹腔の圧を下げることになります。
これは心臓や足踏み式ポンプと同じ働きになります。
心臓は、筋肉が収縮(内部の圧が高まる)して内部の血液を送り出し、筋肉が緩んだ時(内部の圧が下がる)に心臓内に血液が入ってきます。
足踏み式ポンプは、踏んだ時(内部の圧が高まる)に空気を送り出し、足を離した時(内部の圧が下がる)内部に空気が入ってきます。
つまり逆腹式呼吸は腹腔(お腹の部分)にかかる圧力を増減させることにより、血液を循環させて心臓の働きを助けることになります
血行がよくても、酸素や栄養分が少ないと細胞に元気が行き届かず、
逆に酸素や栄養が充分でも、血行が悪いと末端の細胞まで栄養が行き届きません。
ですので腹式呼吸と逆腹式呼吸、両方を10回ずつくらい交互に行うのがいいですね
横隔膜や腹筋など、筋肉に柔軟性がある方が圧力の差が大きくなり、より効果が出ます。
ヨガの達人は、あばら骨がボコッと出るくらいお腹がへこませられるので、効果も大きいのです。
つまり腹式呼吸と逆腹式呼吸は筋肉をほぐしてからするとよりよいです
9月の休みです。
毎週木曜日と23(土)24(日)はお休みさせて頂きます。
呼吸法の指導もできる再生整体 輪(りん)
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