臨床パンダのブログ


主訴

 自宅でズボンを履こうとして、片足立ちのまま尻餅をつく。その後、左ひざの内側に違和感を感じる。歩くたびに痛いというか突っ張るというか・・・変な感じがする。軽く尻餅をついただけなのに、こんなとこが痛くなるのですか?と尋ねられる。


見立て

 下腹部が出っ張っている。これは内臓の下垂だろう。骨盤隔膜への慢性的な緊張から仙骨がつねにピリピリした状態にあるに違いない。


 立位時の右下肢は屈曲したままである。本人は気づいていないが、まっすぐ立てててるようで立てれていない状況。


 脊柱・肋骨(肋横突関節)の可動閾ナシ。横隔膜の緊張を保てずに、たるんだ状態である。何年もこの状態で呼吸が浅くなっていると感じた。


 また脊柱横の自律神経節の緊張も感じ取れる。慢性的に組織の緊張状態があり、尻餅をついたことで筋肉、硬膜、求心性神経の閾値低下が起こり右下肢に緊張をもたらしたと考えられる。


治療

 迷走神経の抑制 内蔵下垂挙上 筋膜後部ラインリリース 肋骨リリース 白線 胸骨リリース 



パンダのつぶやき

 結論は5回目の治療で症状は消えました。が、本日来院されまた右ひざ内側に少し違和感が出てきたとの事。年齢を考えるとゆっくりと治癒していく事が優先です。右ひざの症状だけでなく、肋骨(呼吸器)の緊張や脊椎の圧縮なども治療しましょうね。そうすれば深い呼吸になるんです。呼吸が深くなれば循環が改善するのです。そうなれば筋肉も神経も柔らかく落ち着きますから。そのときには痛みはどこかへいってます。でもいいですねぇぇ。初診時と比較して今日は「氣」が通ってましたね。後姿も10歳若返ってます。二人で姿勢分析写真を見ながらそんなことを話していました。あと、咳き込んじゃうんですよね。治療の待ち時間も痰が詰まっていましたね。気管支や胸郭のリリースを毎回こっそりとしていますからそのうち呼吸器系にゆとりができて、咳き込むのも少し楽になると思いますよ。何十年も頑張ってくれた体ですから、これからも心をこめて撫でるように優しく治療してあげましょうネ。