私が行かない整体院
「シェフが通うレストラン」って知りたくないですか？
私は知りたいです。
整体師が通う整体院。
逆に頼まれても通いたくない整体院もあります。
私が敬遠する整体院のタイプをお知らせします。
何故わざわざ書くかというと
先日、１ヶ月通っても治らない鍼灸マッサージ院から
お客さんが逃げてきたからです。
１、患部を揉む
２、回数券を買わせる
３、物販がある
４、メニューが豊富
５、電気を当てる
６、次回の予約をその場で取らせる
７、院長がタバコ臭い
８、歪み検査のスキルがない
一つずつ解説します。
１、患部を揉む
揉むと筋膜や筋肉、強いては筋肉が付く骨が歪みます。
揉む事で筋肉に癖がつくんですね。
歪みを取る事が整体のお仕事ですが
逆に歪みを作ってどうするの？ ってことです。
２、回数券を買わせる
整体院の口実は、まとめ買いによるお得感のアピールです。
しかし、実際は人の痛みなんていつ治るかを正確に
当てることはできません。
経験からあと数回で良くなる、などは推測します。
いつ治るかもわからないという事は、２回で治り通う必要がなくなる
お客様もいれば、数年単位で通うお客様もいます。
前者の場合、返金はあるのでしょうか？
ありません。それが手口と思われても仕方がない。
回数券が残っているから通う？
時間とお金の無駄です。
３、物販がある
布団や枕を販売する整体院グループ企業があります。
サプリメントを売る整体院もあります。
化粧品を絡める整体院もあります。
これらについては割愛です。
４、メニューが豊富
肩コース、足コース、小顔コース、スカルプケア
骨盤矯正コース、足痩せコース、ダイエットメニュー
枚挙に暇がありません。
身体はつながりがあります。
切り離して考えるものではありません。
という事はコースが多い整体院ほど身体の事を
分かっていないと言うことになります。
施術者がお客様の身体の癖を見抜いて
オーダーメイドで施術すれば良いだけの事。
お客様がコースを選択する必要はありません。
お任せコースだけで良いのです。
５、電気を当てる
電気を当てても治りません。
電気風呂のほうがマシかも。
理由は、入浴で患部が温まるから。
電気とは無関係です。
最近の電気治療機は優れています。
その場で痛みが取れますが翌日には痛みが復活します。
患部に電気を通す事で、閾値が上がっただけです。
刺激に慣れれば痛みに対して一定時間は鈍くなる、
ただそれだけです。
６、次回の予約をその場で取らせる
次回の予約を入れるまで帰れない雰囲気作りを
行う整体院があるとか無いとか。
お客様にストレスを与えてはいけないと思います。
ただでさえ痛みでお辛いのですから。
初診はお客様の意思で自ら足を運んで来られたはずです。
２回目以降もそれで良いのです。
仮に気に入られて、通いたいけどいつ来たらいいですか？
と聞かれたときだけ通院頻度の説明を行う様にしましょう。
７、院長がタバコ臭い
論外です。
８、歪み検査のスキルがない
ベッドに横たわる目の前のお客様に対して
歪み確認が出来ない整体院はお話になりません。
歪み確認と説明がない整体院は避けるべきでしょう。
肩や腰が痛む場合、患部を動かしてもらって
関節の動き幅をチェックする方法が一般的でしょうか。
お客様の主観や言動に頼るチェック方法は好ましくありません。
お客様に聞いたり動いてもらったりしなくても歪みがわかる。
体表解剖に基づいた静的な触診スキルが必要です。
でないとお客様の訴えに騙されます。
逆に「ここも違和感あるでしょ？」と気づいてあげてこそ
正解です。
整体師・鍼灸学士 和田浩
090-2597-7225