微弱なほど動く骨 | 大阪 寝屋川 整体の和(なごみ)





一般論と実際が異なることは

どの業界でもあることで

イメージと実際は違います。

人が選択するときは根拠のないイメージで

選ぶことが多いものです。


整体業界で言いますと、

「骨は動かない」と言う一般論がありますが、

理由は、

「固い骨がそんなに簡単に動くはずがない」

と言う先入観があるから。

「骨は歪まない」と言う意見も同じかなと思います。


でも実際は骨は簡単に位置を変えます。


「そんな弱い力で骨が動くなんて信じられない。」

という感想が多くありますが

整体施術後に確実に身体のバランスが

変化しているので不思議な感覚に陥る

お客様は多いです。


「骨が固いから動かない」と言うイメージの理由は、

生身の人間の骨を思い浮かべたものではなく

命のない骸骨模型をイメージしているからではないかなと

推測します。

学生の時に解剖学実習で触れた

本物の骨は、確かに固く乾いたものでした。

そのイメージ通りですと、

骨の位置が弱い力で変わるという発想を

持ち合わせること自体が難しそうです。

骨はカルシウムもありますが

生身の人間の骨には弾性にとんだコラーゲンも

多く含まれています。

乾いた割り箸は曲げると簡単に折れますが、

湿った割り箸は多少しなります。

そのしなりを生み出しているのが

コラーゲンです。

固いようで実は柔らかい側面もあるのが

生身の人間の骨です。


イメージと実際が異なる2つ目は、

「強い力で押すと大きく動き

弱い力で押すと殆ど動かない。」

と言うものです。

これも実際は、逆です。


強い力と言っても力いっぱい体重をかけて

押すようなものは確かに骨の位置は変化しますが

そこまでやってしまうと骨の位置というよりは

骨の場所が変わってしまう、

という表現が適切かなと思います。

これは、事故レベルなので別の話。


手足などはまだマシですが、

顔や頭などを体重をかけて押すと

骨の場所は確かに変わるでしょうし

本当にそんな施術をしている嘘のような

本当の話があるのですからたまりません。


顔などは正面から怪力で押すことはできません。

理由は、鼻や口や目があるから。

怪力で押したい場合は、

顔の横や顎を横から押す方法しかありません。

ですから小顔矯正事故の場合は

頬や顎、側頭部のトラブルが多いんです。

鼻を強く押されて調子を崩したから治してほしい

という問い合わせは今までになくて

頬骨や顎を思いっきり強く押されて

調子を崩した方は何人何十人か診て来ました。


お客様に怪力を与えるセラピストは、

強い力でないと骨の位置は変わらないと言う

一般論を信じている素人です。

そしてお客様もそんなもんだと思っているのです。


多少動かしているな、とか

傾けられているな、などを

感じる程度の力の強さでは

骨は動きません。


触れているかいないか位の

微弱な力で骨は大きく動きます。

身体の立場からしてみたら

頭や手の骨が1mm動くだけでも大事です。

一般的に動くことはないと思われている

骨が1mmも動くとしたら大変ですよね。

それを整体にうまく利用する事が

大きな効果を生むのです。




より詳しい症状別記事は、当院のホームページをご覧ください。
   整体師・鍼灸師 和田浩

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