【当たり前を当たり前にしないということ】
先日、初めてご来院の30代女性Aさま
3か月前にご入籍
来院の2日目に婦人科検診へ
そこで
『チョコレート嚢腫17㎜』
があることがわかりました
ただ、このお話を聞けたのは施術終了後です
なぜ、彼女は最後に打ち明けてくれたのでしょうか?
それには、まずこの考え方が必要です
カラダに起こるいろんな問題(肩こりや腰痛、生理痛etc.)は
簡単に言うと
肉体の疲労(血液循環の不良)が強く影響するもの
と
ココロの疲労(感情、ストレス)が強く影響するもの
とがあること
和恩では
そのことを、施術前も施術中にもお話ししながら行います
今回、『姿勢改善』を主目的とされていましたので
そこまで深く掘り下げた質問をしていませんでした(油断)
ただ、施術で体に変化が出てくることによって
ココロの在り方も変わったのでしょう
Aさまは
『こんなこと、先生にお話しすることではないかもしれないですけど』
と前置きして、嚢腫のことを伝えてくれました
そこには
〇 嚢腫があるよと言われた以外に何も説明がなかった
〇 びっくりして何も聞けなかった
〇 自分で調べると、良くない話がいっぱい
〇 たまたま友人も同じ症状を持ち手術を受けている
などなどで
ただただ不安だったようです
専門家ではないことを改めて前置きしたうえで
自分の知る限りをお話しさせていただき
「もう一度、自分の納得するまで先生に『聞きたい事メモを用意して』お話を聞きに行きましょう」
と提案させていただきました
ここで改めて考えさせられたのは
ある種の専門性をもった事柄に関わると
自分には当たり前のことが
目の前にいる人にとっては
初めてであることがほとんどである
ということ
当たり前を当たり前にしない
これは、肩こりや腰痛、冷えや生理痛を当たり前として
慢性化している方にも共通すること
まだまだ、大切にしなくてはいけないことが多いです